ビュランという1本の細い刃物が織りなす繊細な版画作品…中島尚子個展・美しいもの日誌 | 横浜元町中華街 ギャラリー art Truth ブログ

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~絵を飾ると始まるいいこといっぱい教えます!〜家に素敵な絵を飾りたいけどどこで買えばいいの?いくら?どうやって飾ればいい?などなど…意外とみんな知らなかったりしませんか。横浜元町中華街にあるギャラリーartTruth(アートトゥルース)の画商さんがお話します。

こんにちは!
横浜元町中華街の画廊art Truth(アート・トゥルース)店主にしうみです。


3月も今日で終わりで明日から4月なのに、今日の横浜は冷たい雨の日でした。


お花見は来週までもできそうですね。


さてさてそんな寒い日ではありますが、art Truthではなんとも素敵な作品たちがご来場のお客様を楽しませています。


今日は3点の作品をアップでご紹介します。































































作品タイトル「I町風景の図-室内・猫」


机にのっかった猫。その髭の一本一本までリアルに表現されています。

























































作品タイトル「コツメカワウソ・アラシ」


こちらのカワウソ君は油壺マリンパークに生息しているカワウソです。


会場内にはこのほかに「コツメカワウソ・ダンデ」と「コツメカワウソ・コテツ」がいて、このカワウソかわうそたちはそれぞれ油壺マリンパークに実際の住んでいるのです。


作家の中島さんはこの油壺マリンパークのカワウソの飼育員さんとお友達で、この水族館のカワウソ担当の職員さんは全員が中島さんの版画作品をみてどのカワウソがどの名前なのかわかるそうです。


絵をみて誰かわかるってすごいですよね!しかもカワウソですよ!!




















































作品タイトル「T町風景の図」


こちらは中島さんのご友人のお母様のご実家。


昭和の初めにたてられた築80年以上のお家だそうです。


残念ながら数年前に建て替えられたそうですがこうして味のある作品として残ってるのは嬉しいですね。


庭に洗濯物が干してあって、住んでいる人の暖かさのようなものが伝わってきます。


そしてそのすばらしい版画作品を創った道具がこちら!
































右下がこの「「T町風景の図」という作品の「版木」です。


こちらの作品は木口木版といって木の年輪のところをつかってつくります。


その左にある刃物が「ビュラン」。


この小さな刃物ひとつで中島さんはこの繊細な世界を作り上げているのです。


上部にある紙は版画を刷る雁皮紙、裏打ちする美濃和紙、そして背景(作品が刷られている雁皮紙と裏打ちしている美濃和紙は年輪の木の形に切り抜いて門出和紙に貼られています)に使われる門出和紙です。


このように非常に手の込んだ素晴らしい作品、ぜひ実際に作品の前でご覧いただきたいです。


明日から最終日までの3日間は作家中島尚子さんもずっと在廊予定です。


ぜひ横浜元町中華街の画廊art Truthにご来場ください!


「中島尚子個展・美しいもの日誌」は3/29(水)~4/3(月)開催!


OPEN 11時~19時(最終日は17時まで)

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