信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-仙台風景

信州を離れ、東北の風景をお届けします。


仙台市郊外、泉区の風景です。

東北随一の大都市でありながら、田園風景が残る仙台市は、

利便性と長閑さが同居するとても魅力的な街です。


描いた茅葺屋根の家は、

数年前放映されたNHKの朝ドラのロケ地でもあり、

恐らく仙台最後の茅葺民家ではないか…と思われます。

傷みが目立つ茅葺屋根はブルーシートに覆われ、

修理されるのか、それとも取り壊されるのか、

定かではありません。


日本の風景から茅葺屋根の民家が失われることは、

とても残念ですが、

茅葺屋根を維持していくことも大変だと思います。


ちなみに毎年冬になると東北各地を取材しますが、

仙台には必ず寄って、

名物の牛タンを楽しませてもらっています。

仙台から茅葺屋根がなくなってしまったら、

牛タンを食べる機会が減ってしまうことになります。

できることなら、この茅葺屋根の民家は、

何とか残して欲しいと思います。


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『仙台風景』 野溝嘉彦作 油彩


※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております。


http://www1.inacatv.ne.jp/~art-takanoya/


信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-菜の花の咲く頃












前回に引き続き、春の伊那谷の風景です。


全国各地でゲリラ豪雨の被害が発生しています。

幸い伊那谷は大きな被害を受けていませんが、

ここ数年は明らかに気候の変動を感じます。

今年の春は4月に入っても大雪が降っていました。


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『菜の花の咲く頃』 野溝嘉彦作 油彩

※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております

http://www1.inacatv.ne.jp/~art-takanoya/


信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-中央アルプスとリンゴの花

季節外れですが春の伊那谷の風景です。


伊那谷は果物の産地。

伊南、下伊那地方のリンゴや梨、

飯田市田の干し柿など、

美味しい果物が生産されています。


ただ最近気になるのは、

後継者のいないリンゴ畑や梨畑がどんどん整理され、

たわわに実る渋柿の実が、誰からも見向きもされずに、

烏などのごちそうとなっていること…。


アルプスを背景に果樹の花が咲き誇る、

美しい伊那谷の風景も、

近い将来、なくなってしまうかもしれません。


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『中央アルプスとリンゴの花』 野溝嘉彦作 油彩


※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております。

http://www1.inacatv.ne.jp/~art-takanoya/

日本橋室町ギャラリーにて
野溝嘉彦絵画展を開催します。

●会期:2010年9月20日(祝)~25日(土)
●時間:11:00~18:00(最終日は16時迄)
●会場:東京都中央区日本橋室町1-13-10
     室町ギャラリー

イメージ 1



●最寄駅:東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅下車/歩5分
       JR総武快速線「新日本橋」駅下車/歩7分


信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-妻籠宿













国道361号線権兵衛トンネルの開通で、
伊那谷と木曽谷が快適な道路で繫がり、
行き来することも容易になりました。

道が出来ると人の流れが変わります。
中津川や塩尻まで出掛けて、
買物やパチンコをしていた木曽谷の人々が、
権兵衛トンネル開通によって、
気軽に伊那市周辺にやってくるようになりました。

中山道・木曽妻籠宿の、当時の盛況ぶりは、
今となっては想像するしかありませんが、
木曽谷の旧宿場町は、今でも旅人の郷愁を誘う風景が残っています。

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『木曽妻籠宿』 野溝嘉彦作 油彩

※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております。


信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-唐松岳朝陽

蒸し暑いから…ということではありませんが、
今日も雪景色をお届けします。

茅葺屋根の家が並ぶ山里は、
故郷の郷愁を感じる懐かしい風景ですが、
屋根を本物の茅で葺いた家は本当に少なくなり、
建物自体は昔のままであっても、
屋根だけは萱ではなくトタン板で覆ってしまい、
そのまま絵にすると無粋なものになってしまいます。

しかし、雪がトタン板を覆ってしまう冬は、
雪が屋根から落ちてしまうまでの僅かの期間ですが、
昔ながらの懐かしい風景が再現されます。

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『唐松岳朝陽』 野溝嘉彦作 油彩

※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております。


信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-雪の白馬村













雨が降っています。
冬ならば今夜は大雪ですね。
前回に引き続き、雪景色をお届けします。

白馬三山と姫川の風景です。
この近辺では青木湖周辺も絵になる風景です。

ちなみにこの構図の作品は、
伊那中央総合病院の受付にも飾られていますので、
もし機会がございましたらぜひご覧ください。


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『雪の白馬村』 野溝嘉彦作 油彩

※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております。
信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-越後雪景











梅雨です。
梅雨の風景画がありませんので、
今回は雪景色をお届けします。

越後は豪雪地帯ですから取材も大変です。
雪に慣れていないと、つい怯んでしまいますが、
雪国はどこも除雪が徹底していますので、
意外と奥まで取材に行くことが出来ます。
しかし雪の中で描くのはとても大変です。

越後では、この作品で描いた六日町近辺のほかに、
「八海山と魚野川」なども絵になる風景だと思います。
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『越後雪景』 野溝嘉彦作 油彩

※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております。


信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報-戸隠初夏












北信濃・戸隠の初夏の風景です。


北信濃のスケッチポイントは、

北信三岳を背景に桃の花を描く構図や、

菜の花と千曲川などが定番です。


ひとくちに信州と言っても、

南北に長い長野県は、

北信濃と南信州では気候も文化も、

人の気質も随分違います。


例えば信州の名物「おやき」も、

北信濃は生地に小麦粉を使いますが、

南信州伊那谷、特に上伊那地方では米粉を使います。

また、北信濃は豪雪地帯ですが、

南信州はそれほど雪が降りません。

文化も北信濃は越後の影響が強いですが、

南信州は東海の影響が強いです。


北から南まで、信州には様々な風景があります。


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『戸隠初夏』 野溝嘉彦作 油彩


信州の風景画・伊那谷の陶芸…TAKANOYAアート情報

この絵が描かれた上伊那郡飯島町と南隣りの中川村は、

中央アルプスと南アルプスの両方の峰々が一望できる、

伊那谷でも屈指の風光明美な土地です。

野菜や山菜、茸など産物にも恵まれており、

広域農道沿いの道の駅「花の里いいじま」には、

土地ならではの物産が並んでいます。


ところで、伊那谷の名物に「ソースかつ丼」がありますが、

「ソースかつ丼」といえば駒ヶ根市が有名で、

駒ヶ根高原にある有名なレストランは行列が出来ています。

しかし周辺町村には比較的空いている穴場の食堂があり、

特に飯島町千人塚「志をじ」の「ソースかつ丼」はお勧めです。

胃袋に自信のある方はぜひ「大盛」に挑戦してください。


高原にもまもなく夏がやってきます。

夏の蕎麦は香りが落ちますのでお勧めしません。

さわやかな高原の風に吹かれた後は、

ソースかつ丼に舌鼓を打つのが、

夏の伊那谷の定番でしょう。


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『高原の春』 野溝嘉彦作 油彩

※野溝嘉彦の作品は下記URLのHPでも紹介しております。