まっさらなリースや
モミの木の枝。
その近くで一際目立つ、金色の枝。
これは
Jmelí(イメリー)。
チェコではクリスマスの飾りとして
欠かせないものです。
玄関やキッチンの高いところに飾ると
幸運をもたらすのだそう
50Kč = 約 322円 (2024/1/14 現在)
自分で買うより、人から貰うとさらに効果があるとも言われています。
金色の他にも、ピンクなど様々な色にスプレーされて販売されるイメリー。
お花屋さんでは、
素のままのイメリーも売られています。
40Kč = 約 257円 (2024/1/14 現在)
突然ですが。
イメリーが何の植物か、
みなさんは想像できますでしょうか?
イメリーの正体は、、、
なんとヤドリギ!
日本ではあまり馴染みがない植物ですが、
街路樹の上に生えているのを見かけるくらい、
チェコでは一般的な植物です。
鳥の巣よりも大きな緑のボール状のものが
高い木に生えていたら、それがヤドリギです。🌱
ヤドリギは、
古くからヨーロッパで生命のシンボルや
聖なる木として、神聖視されてきたそうです。
チェコの方から聞いた話としては、
ヤドリギの木の下ではキスをしても良いという言い伝えがあるとのこと。
キスをすると幸せになる、
とも言われているんだとか。
なんだかロマンティックですね。
クリスマス用のヤドリギの装飾
ヤドリギの実には粘り気があり、
鳥のクチバシにくっつきます。🐦
すると鳥は木にこすりつけて取るので、
そこで発芽したり、
鳥のフンに混じって種が遠くまで運ばれることも。
そうしてヤドリギは増えていくのだそうです。🌱
これで幸運が訪れることを願っています!笑
クリスマス後の現在も
玄関に飾り続けていますが、
今のところまだ綺麗なままです。
もうしばらく、
イメリーを飾って楽しみたいと思います。
チェコのサンタさんのオーナメント
以上、
チェコのクリスマスの飾り、イメリーでした!