久々にしゅん。でもまた会えるかと! | ことばを書に── 目に見えるもの見えないものを作品へ Michiko Sho Art 宙子

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書と親しみ40年
ブログには【こども書展】を毎年素敵空間で行う『こどもの笑う書教室』(18
年目)の様子、宙子の活動を主に綴っています。
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昨日の教室は春休みを幸いに2日合同にし、コロナ禍前にしていた事もある人数・テーブル数可能なマックス6人で行いそれも感慨深かったのですが、6年生男子くんがお引越し前のラスト日で、別れた後久しぶりに、しゅん、となってしまいました。



道曲がる前にもその前にも何度も振り返ってくれて。。言葉通り見送る気持ち。。


受験で1年以上前に抜けられていて。
そろそろ受験終わったかなーの頃連絡したら、書きに見えて。昨日その3回目ラストだったんです。


教室抜けられた時、筆の絵のついたハンカチをあげてたようで、今日の別れ際(あげようと思って)渡した?と聞いたらうなづいて「使ってますよ」と。
(泣けるー)


東京くる時またよかったら書きにいつでも来てください、とお母様へお伝えしてあり(お道具お貸ししますからと。
筆と墨だけ持ってきてくださったらと)。

『ハンカチ使ってますよ』
(お名前頭文字・け』のハンカチも)
(うんうん)の後
  『こっち来るとき連絡します』
そう言って頭下げ帰っていかれたのでした。

何度も振り返りその都度頭下げられ。
(私も家へ入らずにくぅちゃん抱いたままずっと見送っていたからなのでしょうが)角でまた振り返り最後は手を振ってくれました。私も手を振りました。



昨日書いたのは
『和風』
続いて
『心眼』
(言葉はなんでもいいと私の方で選んだものです)






お清書後にはいつものように小筆で絵を描かれはじめ、昨日はカサコソと折り始め。きれいな模様が。
(墨跡には蓮の花や蕾のような絵が)




男子くんの背後に自分の作品を置いてありそれがちょうど蕾の絵で、
男子くんの模様ともリンクな具合に、
写真で気づいてまたきゅんー。



『ハサミありますか』

『ハサミならもっときれいにできる』

ともおっしゃられ、

『(和紙)柔らかくてハサミで切れないのよ』


私的には手でカットされた柔らかな風合いがなんともいいですよね。
愛おしいです。


お引越しが明後日というのは昨日わかりました。

先々週。お引越し前で忙しいんじゃない?と言ったら(→来週も来たいとおっしゃってくれましたところ祝日)、『28日もきっときます』と帰っていかれたのでした。


来てくれたのも嬉しかったし、
国立での最後に一緒に過ごせ幸せでした。




伺えば
「こども書展」でいろんな事をしたのが楽しかった記憶だそうです。

実は私が小学生の頃。下校後に図工室で子供達自身でお神輿を木から作り、その地区ごとに作ったお神輿を担いで町を歩くという行事が毎年あったのですが、その創作していく過程と本番が好きでその体感から、「こどもさん自身が参加してる気持ちになるような『こども書展』を毎年する」というのがあったんです。

男子くん。こども書展で何をしたかは忘れてしまわれていましたが笑、『色々して楽しかった』そう記憶に残ってくれていて嬉しかったのと、この先男子くん自身へもこの事が何かのヒントになれればいいなあと願ってしまいます。