一昨日、お隣のお宅でお茶をいただいていた。

座っていた場所から庭に大きなミカンがなっているのが見えた。

何の実かと尋ねると10年前に植えた甘夏だという。


10年という時間・・・


さっと頭の中でよぎった。


「我が家も実なる木を植えていたら良かったなぁ」


「今から植えて10年後にこんな大きな木になるかなぁ」


我が家の環境。

春は新緑、夏は濃い緑。小鳥はさえずり賑やか。庭も色彩豊かになる。


冬の今の庭。がらーんとしている。

小さな花壇や木はあるけれど。

土の大部分が石張りかコンクリート。

雑草対策で庭師に埋めてもらってしまった。

それはそれで綺麗だけれど。


ひっそり寂しい庭になっている。


晩秋から初冬。

近隣の木が葉を落としだす。

風が吹くと庭に枯れ葉が飛んでくる。

ぱらばら。

そして雪が降り積もるように

気がついたら どっさり。


雪の降る北の地方ほどではないけれど。

近いものはある。

枯葉集めに費やす労力。

春と夏が最高な季節なところかな。



お隣のお庭。

枯葉はそのままにしている。

枯葉は自然に土にかえって栄養のある土になる。

手入れは最小限でも、毎年、季節ごとに木には実がなる。草花は自然に芽吹く。野菜もよく育つ。


ああ、羨ましい!

なんて


「隣の芝は青く見える」である。



ガーデニングで花を育てるのも楽しかったし、今も好きだけれど。

若い時のあの情熱は今いずこ?

いちどに種から100苗、作って育てたこともあった。


年々、気力体力の衰えを感じている。

季節ごとの花の手入れ、苗の植えかえが億劫になりはじめた。


にもかかわらず、今年の秋、またプランターをいくつも増やしてしまった!


土の中で春や夏咲く球根がたくさん眠っている。

冬が過ぎ去り、春の訪れをただ待つばかりでである。



昨日、年賀状の準備も終わった。

こたつをそろそろだしたい。

大掃除もしなくては。

今日は午後から来客。

なんだか、忙しい。


と言いながら、ブログを書いている。