2020年7月24日21時00分初投稿
2020年8月6日23時00分追記再掲

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※追記は最後に記しました








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17歳の少女だった




代理店でフォトグラファーの俺は

日替わりで女を連れ歩く遊び人で

そっちの不自由はしていなかった




そんな25歳の俺が

高校生の頃のように恋をした






競技車両に改造した屋根なしの

ユーノスロードスターで

山の上の夜景スポットまで

ドライブデート







二人だけの空間

二人だけの時間









何も知らない君は

少し触れただけで

切なそうに眼を閉じ

泪こぼした
























君の芯に

熱を感じ

湿り感じ




濡れた

俺の指先











ひと夜の


熱い記憶
















OLYMPUS   PEN-F
PhotoDirector






これは実話を元に少し脚色した物語です



母親がなく父親と二人暮らしのその娘は
中学を出ると飲食店で働いていた

当時遊び人だった俺はその店で見知ったのだが
17歳なのに大人びているその娘に
艶かしい女を感じてしまった

自分から声をかけ告白したのは高校生以来の事
17の娘には8歳も年が上ならオジサンだろう
だがその娘とは何故か話が合った

その娘が俺に合わせてくれたのか
俺が17歳の頃に戻ったほど浮かれていたのか






あの娘も今は50に近い年齢だ

だが25の俺を
まだケツの青いガキの頃に戻してくれた君を
あの夏のひと夜の事を
俺は忘れる事はないだろう






56歳のオヤジの青い夏の思い出














2020年8月6日追記




明日の23時00分
『 ひと夏ひと夜 』≈その後≈
をアップします

宜しければご覧下さい
























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SAKU