顧客対象を絞り込む必要性とは? | 行政書士資格者のための、最小リスク開業術

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現役行政書士で、1年で年収を3000万円アップさせた元医療法人理事が、行政書士資格者に向けて、”顧客が押し寄せてから開業するための方法”を、わかりやすくお伝えするブログです。

【1】顧客対象をなぜ絞り込むのか

 

 顧客対象を絞り込めと、よく言われますよね。

 

「そうしないとNO.1になれない」と、言われます。

 

 

 

 でも、NO.1になりたいから絞り込むのでは、

 

 ありません。

 

 

 

【2】社会に対して、価値を提供するため

 

 

 

 社会に対して、

 

 高付加価値の商品・サービスを提供するために、

 

 顧客対象を絞り込むんです。

 

 

 

 たとえば、遺言を書こうと思っている人全員を

 

 顧客対象にしたとします。

 

 

 

 そうすると、

 

 次のような人が顧客対象に含まれますね。

 

・16歳になって、遺言能力を持ったから遺言を書こうとする人

 

・大きな事故に遭い、病院で遺言を書こうと思い立った人

 

・「終活」として、遺言を書こうと思った人

 

 

 

 ものすごく範囲が広い。

 

 

 

【3】広い範囲に最適化すると・・・

 

 

 

 範囲が困ると

 

 何が困るかと言えば、

 

 あなたが提供するサービスも、

 

 付加価値をつけにくいことです。

 

 

 

 遺言を書く人全員に対して、

 

 最適化を試みると、

 

 どうしても社会常識的なサービスにしかなりません。

 

 

 

「16歳でもわかる遺言書の書き方」みたいな、

 

 わかりやすさをウリにしたサービスぐらいですかね。

 

 

 

 抽象的であればあるほど、

 

 付加価値はつけにくくなります。

 

 

 

【4】最適化するために絞り込む

 

 

 顧客対象を絞り込めば絞り込むほど、

 

 その顧客対象に最適化しやすくなります。

 

 

 

 そうすると、そのサービスは、

 

 希少かつ有益なものになりやすいので、

 

 付加価値が高くなりやすいのです。

 

 

 

 ですから、

 

 社会に高付加価値なサービスを提供したいから、

 

 顧客対象を絞り込むのであって、

 

 あなたがNO.1になるために絞り込むのではありません。

 

 

 

【5/5】主軸は、社会と顧客対象

 

 

 

 マーケティング用語の視点は、

 

 大体において「自分」にありますが、

 

 ビジネスというのはそもそも、

 

 社会において自分が果たす役割のことを言います。

 

 

 

 私は個人主義をとことん愛する者ですが、

 

 ビジネスにおいての発想は、社会貢献であるべきだと

 

 思っています。

 

 

  

 社会に対して高付加価値な価値を提供するため、

 

 それは顧客対象に対して高付加価値なサービスを提供するために、

 

 しっかりと顧客対象を絞り込みましょう。

 

 

 

 そして、その人達用にカスタマイズした、

 

 すばらしい商品・サービスを考えてくださいね。