アトリエノビです。


うっかり上着を忘れて外出したら、

夕方なんて、寒くて耐えられない。


だから、ほんとよかぅた、

みんな上着作っておいて。


もう寒さもへっちゃら、だよね。


今日の水曜日クラスです。



出来上がったブルゾン試着会。




「なんかゴワゴワー。」

じゃ、すこし調整しましょうか。





襟を折ったり、

袖を詰めたり。




うん、かっこいいー。


今日のアトリエは、

「かっこいいー!」

「かわいー!」

が溢れてましたね!




こうして、生地をよくモミモミしてなじませて、





ほら、着やすくなりました。

うん、かわいー。




白のトレーニングウェア。

紙とは思えないでしょ?




生地の色を生かしたデザイン。




背面肉球がキュート🩷です。




背中のデザインはおにぎり?

いや、オニぎり。




昔ばなしブルゾン。

かさじそうの笠をかぶって。

なつかしのお話が楽しめます。





あつらえたようにピッタリ!

バッグはお揃いです。




ヘビが描かれた黄色いブルゾン、でも、




前はこんな感じ!

襟の切り替えがおしゃれ。

バッグもお揃いね。




はい、チーズ!


みんな、一見普通に見えるけど、

クラフト紙とダンボールで作った上着。

見えないよねー。






ちなみにですが、

学校に着て行く勇気はみんな無いそうです。



アトリエノビです。


急に寒くなりましたねー。


小学生は、教室に入って上着を脱いで、

それからまた上着の制作をしています!




ブルゾンを作ろう!

(紙製です。)





「着られる〜」





「割とあったかい、」





「でもちょっと固い」





着てみたい上着は?















小学生はデザイナーになってます。



アトリエノビです。


先月の鳥獣戯画の作品を、ただいま教室の窓に展示しております。



国宝となっている絵巻物「鳥獣戯画」。

室町時代に描かれたもので、カエルやウサギや不思議な動物が擬人化されて、文字もなく、脈絡もなく、作者不明の絵巻です。

それに自分なりに続きを想像して描いてみるという題材でした。




みんな無事完成して、アトリエの窓で日の光を浴びて輝いております。(写真は夜ですが。)



この題材はかこ先生が考案。メインの先生として全ての曜日で授業を行いました。





小学生も楽しそうでしたが、先生たちも大いに楽しませてもらえた題材でした。




今回は、この鳥獣戯画ができるまでの、授業の裏側のお話。




一見、古めかしく難易度の高い鳥獣戯画、しかし子どもたちは全く抵抗なく受け入れ、1年生から6年生までが、楽しみながら制作することができました。





分かりやすい絵巻の説明もさることながら、子どもの想像力を刺激する仕掛けがされていて、




最初に画面の両側に鳥獣戯画の部分コピーを配置、

これです。


子どもたちは両脇の間の場面を想像します。

想像も人それぞれで、面白い展開がたくさんありましたね。

この題材の最も大きな狙いは「自分なりに想像」してみるというところ。正解なんて無いので、むしろその自由さに難しさを感じる子も多くいます。


でも一から考える、のではなく、続きを考えるなのでハードル低いですね。というか、楽しそうです。





同時に水墨画の描き方も体験できましたね。




鉛筆だと「先生、消しゴム〜」と消しゴム必須ですが、墨はスラスラ〜と描きます。

きっと失敗も自力で解決したと思われます。




最終的に、間においた鳥獣戯画のコピーも抜いて、その部分も両側の作品から想像して描くという方法をとったので、一人一枚、始まりから終わりまで、壮大で、純粋な、アトリエ鳥獣絵巻となりました。


なので、自分の両側を描いている人は、別のクラスの知らないお友達。


「自分はこんなつもりで描いたけど解釈は自由でいいよって、言っておいてください。」


高学年になるとそんな配慮までできるんですね。

先生たちは伝達役も仰せつかりました。




特筆すべきは、複雑な絵巻化の組み合わせや配置が、クラスの人数とか日程の問題とか、偶然とか、全部含めて「ピッタリだった!」というところ。

何とも神ワザ!





アトリエノビ絵巻は、つなげると19メートルになる予定です。

ちなみに、国宝の鳥獣戯画の最長は13メートルというから、ひそかに優越感味わっています。




アトリエ絵巻は、現在は各クラスごとに展示替えしていますが、来年3月に、つなげた形でその全貌をご覧頂ける予定です。

ぜひ、じっくりご覧になり、制作過程までをも、感じて頂けると嬉しく思います。


本日は授業の裏側のご紹介でした。

お付き合いありがとうございました。