円空破れ笠、円空プラローグ | 美術家 村岡信明 

美術家 村岡信明 

漂漂として 漠として  遠い異国で過ごす 孤独な時の流れ
これを 私は旅漂と呼んでいる

円空れ笠。 Enku、 プラローグ ()


円空 プラローグ


江戸時代、円空と呼ばれる(ひじり)(山伏・修験者)がいた。

出自も生涯も多くは不明であるが、今日まで発見された円空の

木彫神・仏、五千体余が実存していることだけは確かである。


渓流の源をたどれば分水嶺の稜線に消えてゆくように

謎に包まれた円空も、たどれば深山・高岳の稜線に消える。



※ きょうから“円空”に入ります。知らない人もいるかと思いますが、

現代人の心に円空は生きています。


201674・(月)、Bokkon artMURAOKA Nobuaki墨痕・村 岡 信 明