沖縄・那覇大空襲・014・こんな人殺しが許されるのか | 美術家 村岡信明 

美術家 村岡信明 

漂漂として 漠として  遠い異国で過ごす 孤独な時の流れ
これを 私は旅漂と呼んでいる

沖縄/那覇大70年・詩画展、014

こんな人殺しが許されるのか

▼▼▼▼▼▼▼▼ ホロコースト朝の光景 ▼▼▼▼▼▼▼▼                                    


口惜しかったでしょう!

人の命は地球より重い・・・って

うそ!嘘!

その日、人間の命はチリ/アクタより軽く

虫けらのように殺されていった

                            ❜

 顏の無い焼死体

そこに横たわっているのは人間の焼死体、

黒く炭化しているが形骸はある

腕もある、胴体もある、足もあるが顏が無い

涙で溶けたのか、誰かが持ち去ったのか


目を潰された老人が歩いてくる

ホラ!見てごらん、誰かを呼んでいる

すさりながら、空をまさぐる老人

潰れた目に映る漆黒の人生

何処へ行く、死体の横に静かに座る

                              ❇

(水)2462015。・・詩と、MURAOKA nobuak