民族衣装を着た店員 | 美術家 村岡信明 

美術家 村岡信明 

漂漂として 漠として  遠い異国で過ごす 孤独な時の流れ
これを 私は旅漂と呼んでいる

シルクロードの旅漂


5 民族衣装を着た店員


ウズベキスタンの首都タシケントはどこを歩いてもシルクロードの余韻が漂っている。ソ連に統治されていた時代に建てられた建築物が今でも目につくが、その中に入れば、すっかり変わっている。イスラム教が復活して、もう日常生活のなかに定着している。


街の喫茶店に入ってもウズベク(ウズベキスタン)の独自文化が意識的に主張されている。或るレストランに入ると店員はみなウズベクの民族(俗、ではない)衣装を着ていた。店内の壁面には民芸品から陶器まで飾られていた。

店員に、「一緒に写真をとりましょう」と声を掛けると喜んで並んでくれた。