絵画ファンの皆さま、こんにちは!
今日は前回に引続きカンディンスキーのお話です。

抽象主義の画家カンディンスキー
抽象絵画の父とも言われます。

もともとカンディンスキーは画家ではありませんでした。
ロシア出身のカンディンスキーは、モスクワ大学の法学部を卒業し
その後も助手として働いていました。
法律の専門家だったのですね〜

それがどうして画家になったのでしょうか。
それは印象派の画家カミーユ・モネが大きく関係しています。

カンディンスキーはモネの作品を美術展でたまたま観たそうです。
その時に、モネの連作である「積みわら」を観て感激したカンディンスキー。
こうして画家になることを決意したそうです。

え!?モネの積みわらと、カンディンスキーの作風って全く違いますよね!?
という疑問・・・。私の中ではモネの積みわらは、陽の光によって見え方の異なる積みわらを
描き続けたモネの連作と、カンディンスキーの抽象画がどうしても結びつかないのです。
そんなきっかけで画家になったの!?という驚き・・・
続きの話は文末でご紹介しますね。


カンディンスキーはロシアからドイツのミュンヘンへ出て象徴主義の画家であるシュトゥックに師事しました。
その頃のカンディンスキーは、そこまで抽象画ばかりを描く画家ではありませんでした。

その後、時代は第一次世界大戦。
それに合わせてロシアに帰国したカンディンスキー。
そこでロシアに帰り、幾何学的な構成を重視する絵画に出会ったそうです。
その時がカンディンスキーにとってはまさに転機!
ひらめきが起こったのでしょうね。

それからというもの、幾何学模様を組み合わせた作品を発表するようになりました。
ロシアで極めた抽象画を、今度はドイツに持ち帰り教授として教える立場になりました。

このようにして抽象画の父カンディンスキーは誕生したのです。

ここで、モネの「積みわら」からインスピレーションを受けた話に戻しましょう。
法律家の道を捨ててまで画家になろうと思ったきっかけがモネでした。
モスクワでモネの「積みわら」を観たときに、写実的ではなくぼんやりとした色彩を描いたモネの積みわらを観た時に
これでも良いんだ!と思いました。
しっかりはっきりとその対象物を描く事が正しいのではなく、ぼんやりと色を重ねて描く事でも作品を描けるのだ、と。
ある意味モネの積みわらは抽象画のはじまりだったのかもしれませんね。

積みわら モネ
モネ積みわらー朝ー

上の作品を観てみるとたしかに輪郭もはっきりと描かれていない抽象的な作品だとも言えますよね。
モネの影響を受けて、ここまで新しい分野の抽象画にまで発展させたカンディンスキーの力は素晴らしいです。
新たな分野の確立、難しい事ですがそのインスピレーションがモネから得たというのは驚きでした。


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