絵画ファンの皆さま、こんにちは!
早速ですがクイズです。

「りんご」「山」「妻」と言えば?
どんな画家を思い浮かべるでしょうか。

答えは・・・ポール・セザンヌです。
セザンヌは、この3つのお題をテーマに何枚もの作品を描いています。
画家生涯のうち、この3テーマに絞って描いたのではないかと思われる程、
3つのテーマに特化しています。

まずはりんごから。

りんご セザンヌ
ポール・セザンヌリンゴ


りんごとオレンジ セザンヌ
ポール・セザンヌりんごとオレンジ



セザンヌは、1つの作品を描くのにものすごく長い時間をかけて描く事で有名。
その為人物画だとモデルが疲れてしまうのですね。
そんなときに考えだしたのが「静物画」という案。
静物画ならば、対象物が動かなくて良いしモデルも文句を言わないから、という理由。
なるほど納得ですよね笑


続いて、妻オルタンスを描いた作品です。

オルタンス セザンヌ
ポール・セザンヌ青い衣装のセザンヌ夫人
制作年:1889-90年 
所蔵:ヒューストン美術館


縞模様の服を着たセザンヌ夫人

ポール・セザンヌ縞模様の服を着たセザンヌ夫人
制作年:1883-85年 
所蔵:横浜美術館

静物画と同じような理由で、妻オルタンスはモデルに採用されました。
つまり、妻オルタンスならば長時間のモデルにも文句を言わず付き合ってくれるので
描きやすいということでしょう。
対象物が動かないから静物画は描きやすいというセザンヌですが、やはり人物画も描きたかった。
そんなときに恰好のモデルはセザンヌの妻オルタンスだったのでしょうね。
何枚もオルタンスをモデルにした絵を描きました。


続いて「サント・ヴィクトワール山(サン・ヴィクトワール山)」
これはセザンヌの地元フランス南部のエクス=アン=プロヴァンスにある山です。
セザンヌはこの山の絵を何枚も何枚も描きました。
”近代絵画の父”とセザンヌが呼ばれる所以となった「キュビスム」の画法を極めるために
来る日も来る日も山を描きました。
どの角度から見ても立体的に見えるように描いたのが「キュビスム」と言われる画法です。


ヴィクトワール山 セザンヌ
ポール・セザンヌサン・ヴィクトワール山



ヴィクトワール山 セザンヌ
ポール・セザンヌセント・ヴィクトワール山
制作年:1904年
原画サイズ:73×91cm
所蔵:フィラデルフィア美術館



如何でしたでしょうか。
セザンヌと言えば、「りんご」「山」「妻」というキーワードで全てが表現される
これらのテーマで作品を沢山残しています。

☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*

あなたの手の届くところに、肉筆複製画《アート名画館》

アート名画館 http://meiga.shop-pro.jp/
楽天店 http://www.rakuten.co.jp/art-meigakan/
Yahoo店 http://store.shopping.yahoo.co.jp/art-meigakan/
ポンパレ店 http://store.ponparemall.com/art-meigakan

Facebookページできました! https://www.facebook.com/artmeigakan/

★★・‥…―━━━―…‥