印象、日の出 モネ展 アート名画館
クロード・モネ印象、日の出
制作年:1872年 
原画サイズ:63×48cm
所蔵:マルモッタン美術館

絵画ファンの皆さま、こんにちは!
今日は朝からちょっぴり暗いお話です笑

クロード・モネといえば、印象派の巨匠。
誰もが知っているモネですが、実は一度だけ自殺未遂したことがあるようです

画家には、もともと生まれもって裕福な家庭に生まれた人と、そうでない人がいます。
また生きている間に作品が売れて有名になった画家と、そうでない画家がいます。
そして生活がわりと豊かで何不自由なく生活が出来た人と、そうでない人がいます。

モネはどうだったのでしょうか。

モネは、ひと言でいうと「苦労人」です。

生まれはそこまで貧しくなく、パリで生まれて両親は食料店を営んでいました。
幼い頃から絵を描くのが好きだった絵画青年モネ。
画家になるのは自然の成り行きでした。

のちに風景画家であるブータンに出会い絵画制作を学びます。
その後ルノワールシスレーと出会い、ともに絵画制作をすすめていきます。

そんな中妻カミーユとも結婚しました。
モネが30歳のときでした。

モネはこの頃から急に貧しい生活になります。
1974年に第一回印象派展を開催します。
批判を受けながらも、印象派を推奨していくことい邁進します。
印象派が非難されている中、絵が売れるはずもなく当然のようにお金はありませんでした。
貧困の中で、カミーユが出産してさらに貧困生活に。
そして困ったモネは両親に資金援助を募ります。
しかしながら、両親は援助を拒否しました。

そんな踏んだり蹴ったりの中で、1868年とうとうモネは川に身を投げて自殺をはかりました。
結果は・・・怪我も無く無事だったそうですけどね笑

でも、そこまで追い込まれていたんですね、当時のモネは。

印象派が認められない、絵が売れない、子供が生まれて生活費が必要、お金がない・・・
そういう状態で身投げしてしまったのでしょうね。

でも本当に生きていて良かった!!
だってその後のモネの描いた作品は本当に素晴らしいですから。
この時に自殺していたら、あの「睡蓮」にだって出会えなかったわけです。

睡蓮 国立西洋美術館 モネ
クロード・モネ睡蓮(国立西洋美術館所蔵)】
制作年:1916年
所蔵:国立西洋美術館
原画サイズ:200.5x201cm


実はこの貧困を支えたのは妻カミーユでした。
カミーユはモネが売れない時代を一生懸命支えました。
しかし1870年にモネと結婚した後、79年に32歳の若さで亡くなってしまうのです。



庭のカミーユ・モネと子供 モネ
クロード・モネ庭のカミーユ・モネと子供


モネは妻カミーユが生きている間に、カミーユをモデルにした作品を沢山描きました。
本当にカミーユの事が大好きだったのでしょう。
モネが描く妻カミーユの姿は、とても柔らかく愛が伝わってきます。

自殺しなくて良かったですね、モネ。
妻カミーユは残念ながら亡くなってしまいますが、その後には再婚もし
結局86歳まで生きたモネ。
あのとき自殺できなかったのは、長生きの運命だったのでしょうね。

それとも、まだまだ画家としてやるべき事があった、そういう天からの使命だったのかもしれません。

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