皆さんこんにちは!
3月になりました。

今日は「モネ展@京都」に注目してみたいと思います!
これまで福岡で開催されていたモネ展。
場所を京都に移してきました。

まずは概要からご紹介です。

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マルモッタン・モネ美術館所蔵
モネ展「印象、日の出から睡蓮まで」

会場:京都市美術館 http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/exhibition/2015fiscal_marmottan.html
会期:2016年3月1日から2016年5月8日まで
公式サイト:http://www.ytv.co.jp/monet/

※重要※
ここで注意!!!下記2作品は3月21日までと、3月22日から後で展示される作品が変わります!
印象、日の出」は3月21日までの展示、「テュイルリー公園」は後半3月22日以降5月8日までの展示になります。

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まずは今回の美術展の目玉作品のご紹介です。
先にも少しお伝えしましたが、本美術展は、会期の前半と後半で目玉作品が変わります。
2度楽しめるようになっているんですね~

まずは前半。
福岡会場に引続き、「印象、日の出」が前半のメイン

そして後半は「テュイルリー公園」がメインになります。
このテュイルリー公園は、東京でも福岡でも展示されておらず京都会場のみ!の展示なのです。
これはファンの心をくすぐりますよね~

印象、日の出 モネ モネ展

クロード・モネ印象、日の出
1872年 モルマッタン・モネ美術館所蔵
サイズ:48×63cm

言わずと知れた「印象派」の由来となった作品、「印象、日の出」。
フランスのアーブル地方にある港をモチーフに描かれた作品です。
この作品は何度見てもとっても不思議。
細部を観ると、作品筆のタッチがとても粗く、描いた跡が残っている状態(→のちの印象派の特徴)の作品が、
作品全体を見た時にはきちんとひとつの風景画として成り立っているという不思議な感覚があります。
それがこの作風は当時は素晴らしいとは認められず、"未完成”だと言われたのでした。



テュイルリ公園 モネ モネ展

クロード・モネテュイルリー公園
1876年 モルマッタン・モネ美術館所蔵
サイズ:54×73cm

この作品に描かれているテュイルリ公園は、もちろん現在もパリにある大きな大きな公園です。
ルーブル美術館に行かれた事がある方は通られていることと思います。
ルーブル美術館からシャンゼリゼ通りまで繋がっているあの大きな公園がテュイルリ公園です。

調べてみたのですが、この公園は最古の庭園で、形が左右対称らしいのです。
左右対称の建造物ってとても美しいですよね。
まるで鏡に映したようなきちんとした形状で、見ているだけでシャンと気持ちが良くなるような印象があります。
モネはこの絵を、建物の中から窓の外を見て描いたそうです。
建物の中からこの景色が見えるなんて、超贅沢だと思いませんか??



今回のモネ展は、モネが画家人生をかけて描いた全ての年代の作品を集めた美術展なのです。
10代の駆け出しの頃に描いた作品から、晩年の積みわらや睡蓮などの時代の作品まで
全ての時代の作品を集めました。
今回展示されるのは約90作品。
その中にはモネ自身が描いた作品ではなく、モネ自身がコレクションによって収集した作品もあるのです。


どっぷりモネの世界に浸れそうな美術展ですね!
気候も少しずつ寒さが和らいできました。
ぜひ、皆さま京都へお出かけ下さいね♪