こんにちは!
今朝はお腹がすいて朝5時に目が覚めました。。。
早起きのおかげで時間を有効活用できております。

ところで、今日の特集はルーベンス
ピーテル・パウル・ルーベンスでございます。

なぜルーベンスの特集かって!?
それはルーベンスが、思っていた以上の愛妻家だったからです。
いいじゃないですか!!愛妻家って☆

というわけで、みていきましょー!

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ピーテル・パウル・ルーベンス
1577年、ドイツ生まれ、バロック期の画家。

画家としては、宗教画、歴史画、祭壇画などを描きましたが、
実は画家以外にも外交官として活躍していた一面も持ち合わせていました。

1577年、法律家の父のもとに生まれました。
その後ルーベンスが10歳のときに父親が他界し、生活に困窮したルーベンスは
画家組合に見習いとして入り絵画の修行を始めました。

優秀な画家であったルーベンスはめきめきと才能を発揮し、
1598年にアントワープの聖ルカという画家組合に加入しました。

その後イタリアへ絵画留学をします。
そしてとの時にダヴィンチやカラバッジョの作品を観て研究しました。
作品にもミケランジェロやラファエロ、ダヴィンチの影響を受けています。

ベルギーのアントウェルペン(アントワープ)出身だったルーベンスの父。
イタリアでの修行を終えたルーベンスは、1608年アントワープへ戻る事を決意します。

すぐに宮廷画家として王室に迎え入れられます。
その傍らで自分の工房も持ち、作品制作に打ち込みました。

王室での信頼も厚く、外交官として活躍するというスーパーマン。
画家であり外交官という離れ業をなしとげたルーベンス。
しかも工房をかなりいい感じで大規模経営していて、
ルーベンスの工房には祭壇画の大型注文が殺到していたそうです。

その為かルーベンスの作品として残っているのは2000点以上。
全てがルーベンスだけで描いたものではなく共作が多いのですが、
それでも2000点というのはとても多いですね。

しかもしかも、意外にもルーベンスって性格よかったらしいですね!(失礼笑
なんとなく怖そうなイメージがあったんですが、社交的で教養があって
誰からも愛される存在だったそうです。
良い家の出身だと性格も温和になるんですかね~

その頃1609年、一度目の結婚します。
相手は地元の有力者であるヤン・ブラントの娘、イザベラ。
翌年には、自身がデザインした家に移り住んでそこで制作活動を続けます。
その家が今でも現存するアトリエとして使われていた家になります。

その後は徐々に外交官としての仕事も増えてきます。
外交官としてマドリードに滞在していた期間もありました。
その期間も画家としての制作活動も続けており、精力的に活動していました。

1626年、最愛の妻イザベラが死去。
突然の疫病での病死でした。
妻の死を受け入れられなかったルーベンスは、その反動で精力的に仕事に打ち込みます。

そんな中、偶然にも後の妻エレーヌに出会います。
参加した貴族のパーティーでの出会いでした。

イザベラの死から4年後にエレーヌ・フールマンと再婚します。
その歳の差にびっくり!当時ルーベンス53歳、エレーヌ16歳という歳の差。

ルーベンスは若い妻の絵を沢山描きました。
「三美神」「パリスの審判」「毛皮をまとったエレーヌ・フールマン」など、妻をモチーフにした作品が沢山あります。

そして晩年には、アントウェルペン(アントワープ)やその近くでゆっくり過ごしています。
晩年も勢力的に絵画制作を積極的にしていたそうです。

肖像画あります↓
こんなお顔をしていました。


ルーベンス 肖像画

ルーベンス自画像


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ところで、2人の妻をとても愛したルーベンス。
作品にも描かれて残っております。

画家が作品の中に妻の絵を残すというのはそこまで多くありません。
自画像を残す画家は多いですが、妻の絵となるとなかなか残したがらなかったそうです。

でもルーベンスは違います。
2人の妻をそれぞれ描き残しています。

そういうところから、妻への愛が感じ取られます。
社交的な性格で誰からも好かれ、外交官として活躍する程才能もあり、
知識や教養もあり、語学も堪能。
そんなルーベンスは妻も愛する愛妻家だったなんで、素敵ですよね。

それでは、妻を描いた作品たちを紹介していきます!
まずは一人目の妻「イザベラ」を描いたもの。


ルーベンス イザベラ 肖像


ルーベンス「(スイカズラの木陰のルーベンスとイザベラ
1609年
178×136.5cm
所蔵:アルテ・ピナコテーク



続いて2人目の妻「エレーヌ・フールマン」
イザベラを亡くしたルーベンスの深い悲しみから救ったエレーヌ。
年齢差が気にならない程、ルーベンスはエレーヌを愛したといいます。
エレーヌをモチーフに描かれた作品は8百にも及ぶと言われています。



パリスの審判 ルーベンス

ルーベンスパリスの審判



ルーベンス 三美神
ルーベンス三美神




毛皮をまとったエレーヌ・フールマン

ルーベンス毛皮をまとったエレーヌ・フールマン


妻を愛し、作品に残すなんて素敵ですよね~ドキドキ
ルーベンスって宗教画とか歴史画や祭壇画のイメージが強かったので
ここまで妻想いだとは知りませんでした。
そういう愛の形、すてきです!


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