今回と次回で「ゴッホとゴーギャン」について書きます。
ゴーギャンとゴッホの組み合わせで思いつくこと。
それは、、、元同居人!ではないでしょうか。
ゴッホとゴーギャンは一時期、2人で共同生活を送っていました。
アルルにある「黄色い家」ですね。
ゴッホの作品「黄色い家」に描かれているあの部屋です。
この黄色い家を外から描いた作品はこれ↓
ゴッホ【黄色い家】
まずその前に関連する美術展をご紹介。
2016年4月「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」という巡回展が
名古屋、大阪、東京とやってきます。
その美術展の大きな目玉作品がゴッホとゴーギャンの自画像になります。
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デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~
会場:豊田市美術館(愛知) /会期:2016年4月27日~6月26日
会場:大阪市立美術館(大阪) /会期:2016年7月9日~9月25日
会場:上野の森美術館(東京) /会期:2016年10月7日~2017年1月21日
公式サイト http://www.detroit2016.com
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そしてもうひとつが「ゴッホとゴーギャン展」です。
今年の秋から、東京都美術館で2016年10月8日から12月18日まで開催されます。
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「ゴッホとゴーギャン展」
会場:東京都美術館
会期:2016年10月8日から12月18日
公式サイト http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_goghandgauguin.html
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ゴッホは1853年3月30日生まれ、 1890年7月29日没のオランダ人画家。
一方でゴーギャンは1848年6月7日生まれ、1903年5月8日没のフランス人画家。
どちらも後期印象派(ポスト印象派)の画家です。
彼らのお顔は、画家本人の自画像でご紹介!
ゴッホの肖像画↓
ゴッホ「自画像」
制作:1887年
所蔵:デトロイト美術館
ゴーギャンの肖像画↓
ゴーギャン「自画像」
制作:1893年
所蔵:デトロイト美術館
※上記2作品はいずれも「デトロイト美術館展」で展示予定です。
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ゴッホとゴーギャンという2人の名前を聞くと、耳切事件をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
ゴーギャンと2ヶ月の共同生活をしていたゴッホですが、その最後ゴーギャンが家を出て行くと言った際にゴッホが怒って、耳を切り落としたという恐ろしい事件です。
同居していたゴッホとゴーギャン。
最初は二人とも仲良く共同生活を送っていたのですが、次第に行き違いが生じ、
最後には仲違いしてしまいました。
柔らかい表現をしましたが、実際はそんなところではなかったようです。
ゴッホは、晩年になるにつれて精神的におかしくなって行ったのは有名な話。
当時流行っていたアブサンというお酒をよく飲んでいたゴッホ。
精神がおかしくなる症状が出るそうです。
ただでさえも精神的に病んでいたゴッホ。
そんな時に同居人であるゴーギャンがとうとう、ゴッホとは一緒にやっていけないと言ったとき
それに逆上したゴッホが自らの耳を切り落としてしまいました。
結局、同居していた期間は1888年のたった2ヶ月なんですね。
ふたりが共同生活をはじめたきっかけ。
それにはロートレックが関係していました。
当時、画家ロートレックと親交のあったゴッホ。
ロートレックに「バルビゾン派のような画家組織を結成して、新しい芸術組織を作ってみてはどうだ」と提案されました。
それはいいアイデアだと思ったゴッホは、早速画家仲間に声をかけてみました。
しかしながら賛同者はなかなか現れなかったと言います。
そんなゴッホの様子を見かねて動き出したのが弟テオ。
テオがゴーギャンに、ゴッホと一緒に生活をしてくれるよう頼み込んだそうです。
そこまで乗り気ではなかったゴーギャンも、見かねてゴッホの所へ行き、なんと二人の共同生活が始まりました。
その時にゴッホはとってもとっても喜んだと言います。
それがよっぽど嬉しかったのかゴーギャンの為にあのアルルの黄色い家の壁を塗り替えて、ひまわりの絵を何枚も描いて飾って迎え入れたそうです。
それだけゴーギャンへの思い入れが強かったゴッホですから、2ヶ月の共同生活の末
ゴーギャンが出て行くとなった時には、寂しさを通り越して怒りに変わって
耳を切り落とす。。という事になったのでしょう。
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ここでゴッホとゴーギャンが暮らしていた「アルルのゴッホの寝室」をご紹介!
ゴッホ「アルルのゴッホの寝室」
制作:1888年
所蔵:ファンゴッホ美術館
ゴッホ「ゴーギャンの椅子」
制作:1888年
所蔵:ファンゴッホ美術館
ゴーギャンと同居していたときにゴーギャンが使用していた椅子を描いたもの。
椅子の上に立てられているローソクが悲しい印象を与えます。
生活をともにしている間も、ふたりは心から打ち解けられなかったのではないでしょうか。
ゴッホの悲しさがうかがえます。
次回は、その後の二人がどうなっていくのかのお話です。
お楽しみに!
☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*
あなたの手の届くところに、肉筆複製画《アート名画館》
アート名画館 http://meiga.shop-pro.jp/
楽天店 http://www.rakuten.co.jp/art-meigakan/
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ゴーギャンとゴッホの組み合わせで思いつくこと。
それは、、、元同居人!ではないでしょうか。
ゴッホとゴーギャンは一時期、2人で共同生活を送っていました。
アルルにある「黄色い家」ですね。
ゴッホの作品「黄色い家」に描かれているあの部屋です。
この黄色い家を外から描いた作品はこれ↓
ゴッホ【黄色い家】
まずその前に関連する美術展をご紹介。
2016年4月「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」という巡回展が
名古屋、大阪、東京とやってきます。
その美術展の大きな目玉作品がゴッホとゴーギャンの自画像になります。
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デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~
会場:豊田市美術館(愛知) /会期:2016年4月27日~6月26日
会場:大阪市立美術館(大阪) /会期:2016年7月9日~9月25日
会場:上野の森美術館(東京) /会期:2016年10月7日~2017年1月21日
公式サイト http://www.detroit2016.com
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そしてもうひとつが「ゴッホとゴーギャン展」です。
今年の秋から、東京都美術館で2016年10月8日から12月18日まで開催されます。
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「ゴッホとゴーギャン展」
会場:東京都美術館
会期:2016年10月8日から12月18日
公式サイト http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_goghandgauguin.html
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ゴッホは1853年3月30日生まれ、 1890年7月29日没のオランダ人画家。
一方でゴーギャンは1848年6月7日生まれ、1903年5月8日没のフランス人画家。
どちらも後期印象派(ポスト印象派)の画家です。
彼らのお顔は、画家本人の自画像でご紹介!
ゴッホの肖像画↓
ゴッホ「自画像」
制作:1887年
所蔵:デトロイト美術館
ゴーギャンの肖像画↓
ゴーギャン「自画像」
制作:1893年
所蔵:デトロイト美術館
※上記2作品はいずれも「デトロイト美術館展」で展示予定です。
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ゴッホとゴーギャンという2人の名前を聞くと、耳切事件をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
ゴーギャンと2ヶ月の共同生活をしていたゴッホですが、その最後ゴーギャンが家を出て行くと言った際にゴッホが怒って、耳を切り落としたという恐ろしい事件です。
同居していたゴッホとゴーギャン。
最初は二人とも仲良く共同生活を送っていたのですが、次第に行き違いが生じ、
最後には仲違いしてしまいました。
柔らかい表現をしましたが、実際はそんなところではなかったようです。
ゴッホは、晩年になるにつれて精神的におかしくなって行ったのは有名な話。
当時流行っていたアブサンというお酒をよく飲んでいたゴッホ。
精神がおかしくなる症状が出るそうです。
ただでさえも精神的に病んでいたゴッホ。
そんな時に同居人であるゴーギャンがとうとう、ゴッホとは一緒にやっていけないと言ったとき
それに逆上したゴッホが自らの耳を切り落としてしまいました。
結局、同居していた期間は1888年のたった2ヶ月なんですね。
ふたりが共同生活をはじめたきっかけ。
それにはロートレックが関係していました。
当時、画家ロートレックと親交のあったゴッホ。
ロートレックに「バルビゾン派のような画家組織を結成して、新しい芸術組織を作ってみてはどうだ」と提案されました。
それはいいアイデアだと思ったゴッホは、早速画家仲間に声をかけてみました。
しかしながら賛同者はなかなか現れなかったと言います。
そんなゴッホの様子を見かねて動き出したのが弟テオ。
テオがゴーギャンに、ゴッホと一緒に生活をしてくれるよう頼み込んだそうです。
そこまで乗り気ではなかったゴーギャンも、見かねてゴッホの所へ行き、なんと二人の共同生活が始まりました。
その時にゴッホはとってもとっても喜んだと言います。
それがよっぽど嬉しかったのかゴーギャンの為にあのアルルの黄色い家の壁を塗り替えて、ひまわりの絵を何枚も描いて飾って迎え入れたそうです。
それだけゴーギャンへの思い入れが強かったゴッホですから、2ヶ月の共同生活の末
ゴーギャンが出て行くとなった時には、寂しさを通り越して怒りに変わって
耳を切り落とす。。という事になったのでしょう。
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ここでゴッホとゴーギャンが暮らしていた「アルルのゴッホの寝室」をご紹介!
ゴッホ「アルルのゴッホの寝室」
制作:1888年
所蔵:ファンゴッホ美術館
ゴッホ「ゴーギャンの椅子」
制作:1888年
所蔵:ファンゴッホ美術館
ゴーギャンと同居していたときにゴーギャンが使用していた椅子を描いたもの。
椅子の上に立てられているローソクが悲しい印象を与えます。
生活をともにしている間も、ふたりは心から打ち解けられなかったのではないでしょうか。
ゴッホの悲しさがうかがえます。
次回は、その後の二人がどうなっていくのかのお話です。
お楽しみに!
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