こんにちは!
今日は急に寒くなり外に出るのがとっても辛いです。。。泣

ところで、今週は「マネ特集!」と題しまして、エドゥアール・マネの特集をしたいと思います♪
と言いますのも私、気になるマネの本を借りまして…

これです↓

マネ アート名画館 



読み始めたら止まりません!
ということで、せっかくですので皆さんでシェアできたら♪と思います。

まずその前に、私とマネの作品の出会いを書きたいと思います。(←要らないですか笑!?)

中学生の時の美術の授業で、教科書に紹介されていたのが【笛吹き少年


マネ 笛吹き少年 アート名画館


この少年が印象的すぎて、ずーっと覚えていました。
なので、私にとってはマネと言えばこの作品なのですが、
この本を読み進めると、代表作と言うか転機になったのは「オランピア」と「草上の昼食」らしいのです。

草上の昼食 アート名画館 マネ


↑マネ「草上の昼食



オランピア マネ アート名画館


↑マネ「オランピア



マネは1932年1月23日にパリで生まれました。
父親は法務省の高級官僚、母方の伯父はスウェーデンのストックホルム駐在の外交官だったそうです。
いわゆる典型的なブルジョワ家庭に生まれ育ったマネ。

父親は司法官だったので、マネにも司法の道へと進んで欲しかったのですが、
母方の伯父に芸術の道へと導かれて、次第に興味を持っていったといいます。

中学生の頃はマネ少年もとっても生意気になってしまい、デッサンの課外授業に出ても
自分勝手に描いていたりと、他の人とは少し変わった様子を見せていたといいます。
そういう風変わりな部分が、将来の画家マネにも繋がっているんでしょうね。
この頃から片鱗はあったようです。

この頃には画家の道へ進む事を決めていたマネ。
父親へは早々と法律の道へは進まないと名言していたそうです。

それですぐに画家の道へ進んだのか?というと、そうではありません。
16歳の時に見習い船員として実習船に乗る船乗りを経験しています。
リオデジャネイロに向かったのですがその航海の約半年の期間、
ブラジルの女性に興味を奪われたと言います。

それが「オランピア」に繋がるのでは?と。
オランピアに描かれている女性は目も黒く髪も黒い女性。
ブラジルで出会った女性がモチーフになっているのではと言われています。

また、マネは多くの"海をモチーフにした作品”を描いています。
例えば、こんな作品↓



マネ 海辺にて アート名画館


↑マネ【海辺にて
 

マネ 舟遊び アート名画館


↑マネ【舟遊び



なるほど~~16歳の果敢な少年は、ブラジルへの研修乗船でいろんな影響を受け、
いろんな物を吸収してきたんですね!

17歳の時。
マネは研修乗船からパリに戻りました。
その時、ようやく父親に芸術の道へ進むことをOKしてもらえたのです。

ここからは、トマ・クチュールのアトリエへ入りそれから6年間は画家としての修行が始まりました。


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ところで、ここでちょっと脱線。
トマ・クチュールは当時34歳の画家。
そこのアトリエへマネは入ったのです。

トマクチュールは当時革新的なアトリエで、賞を獲得する事に重きを置いていない教育をしていたのです。
つまり、典型的に賞を獲得する事を目標としていない、ちょっと独自の芸術を追求する道を教えるアトリエだったのです。

そこを選んで入ったマネ。
ということは、結構な大胆な選択だった事は間違いありません。

しかしなぜか後にマネは、このアトリエで学んだ6年間の事を過小評価しているのです。
そしてその時期の作品はほとんど残っていません。
おそらく、、、マネ自身が破棄してしまったのではないか、とも言われています。

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その破天荒な画法はのちに「草上の昼食」や「オランピア」に繋がっていきます。

フランスではルイ14世の時代に「サロン」に出店して賞を獲得する事が流行しており、
その道が王道とされていました。

しかしながらマネはその賞レースとは全く無縁の画家だったのです。

ナポレオン3世が1863年に開催をうながした落選展「サロン・デ・ルフュゼ」にて、
マネの「草上の昼食」が取り上げられたときの事。

二人の正装した男性の横に裸体の女性がいるという奇妙な構図のこの作品は、
不道徳の作品だ!として話題になりました。

一方でその時に賞賛された作品はカバネル「ヴィーナスの誕生」でした。
ヴィーナスの美しい神話的な裸体美が賞賛されたのです。

同じ裸体を描いたものでも正統派の裸体は賞賛されて、マネの奇抜な裸体は酷評されるという結果に。

そういった奇抜な構図を絵画に取り入れるところにも、以前のアトリエの6年間は活きてきているのではないでしょうか。

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草上の昼食」は、遠近法が使われていないことがポイントです。

ルネサンス以来、西洋絵画では当たり前のように使われてきた遠近法が、マネのこの作品には使われていません。
逆にアカデミックに仕上げるという斬新な作風で、これは新しいマネの特徴と言えるでしょう。

また「ヒエラルキー」が否定している作風であることも特徴です。
ヒエラルキーに関して説明すると、これもまた難しいのですが、ヒエラルキーとは階層のことで
簡単に言うと絵画作品のテーマ別ランキングのようなものです。

歴史や宗教を描いた作品が一番上位で、下位に行けば花の絵や置物などを描いたものになります。

マネの作品では、同一作品の中に花瓶があれば人物も居て、動物までいる、というようなごちゃ混ぜ作品があります。
それがとっても斬新だ!と話題になったのです。

もう一度「オランピア」を観てみましょう!


オランピア マネ アート名画館


はい!どうでしょうか?
お花に黒猫に人物まで一緒に描かれていますよね。
それが斬新すぎて話題になったのです!



つまり、画家マネはとっても斬新で破天荒な画家だったと言えるかもしれません。
面白い個性的な画家ですよね~


さてさて、今日はここまでにして明日は別の角度からマネをご紹介して行きますね♪
では、良い日をお過ごしください♡



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あなたの手の届くところに、肉筆複製画《アート名画館》



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