渋沢栄一史料館の入場券を買うと、道を挟んだ場所にある青淵文庫と晩香廬(ばんこうろ)というかつての渋沢栄一氏所有の建物を見ることができます。

青淵文庫はステンドグラスが有名なので何度か写真も入れましたが、晩香廬の内部の写真はこれまでほとんどアップしていなかったかと思います。

 

こちらも青淵文庫同様よそさまからの頂き物。

渋沢栄一の喜寿記念として、お抱えの清水組(いまの清水建設)から授与されました。

落成は1917年。

用途は洋風茶室だったと聞きますが、現在の姿を見るにつけ、応接用の施設といった感じです。

調度品もすべてプレゼント。

確か、この贈り物は目録のかたちで受領したと聞いたように記憶します。

 

設計は青淵文庫同様、田辺淳吉。

以前見た旧高岡共立銀行は、辰野金吾監修のもと、田辺淳吉が設計したものです。

 

 

 

 

晩香廬:

 

 

 

旧朝香宮邸のアールデコを想起する天井。

木枠に沿って作られた浮彫がお洒落。

 

 

暖炉周辺が個性的。

 

 

 

 

 

 

庭の晩香廬脇にある銅像。

 

 

小倉右一郎作の渋沢栄一。

史料館の脇の物。

 

 

以前はなかったお土産物ショップの前にはこんな自販機。

 

 

お札効果なのかこんなものまで。

 

 

 

ちなみにお札の顔に渋沢栄一が決まった時、事前に記念館の方たちは聞いておらず、ニュースで見てびっくり状態。

そこから取材陣がどっと押し寄せお祭り騒ぎだったようです。

史料館で見た渋沢栄一のお札番号は・・・0005AAでした。