2カ月近く前ながら、国立新美術館内ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ へ。
ランチは予約不可。
前には2組ほどが待っていて、待つ間にレストラン入り口をキョロキョロしていたら、
あちこちに「Paul Bocuse 100 ans」=「ポール・ボキューズ100年」の文字。
どうやら今年創業100年らしい。つまりレストランは1924年オープンということ。
とはいえボキューズ氏が生まれたのは1926年。
調べて見ると、ボキューズの母方の祖父が料理人としてキャリアを開始したのが
1924年。それを父が継ぎ、各地で修業をしたポール・ボキューズが
世界に名だたるレストランに成長させたということのようです。
ポール・ボキューズ100年と印刷されたメニュー。
フランスから来たシェフのサイン入り。
残念ながら、ポール・ボキューズ氏は2018年に亡くなられたので、
後継者のサインでしょう。
この一角にも、ことごとくシェフのサイン入り小物などが並びます。
でもこちらには100周年の文字はなく、すべて2022年のサイン。
ということは新美術館内のボキューズミュゼ15周年記念なのでしょう。
新美術館自体がオープンしたのは2007年1月。
旧ブログを見ると、私がこのレストランを初訪問したのは丁度1周年となる
2008年1月でした。
開店当初はポール氏はご存命中だったわけなので、ご本人のサインも絶対どこかに
あるはず!
ああ、ありました。
エスカルゴプレートの奥に。
ちゃんと2007というオープン年入り。
かわいらしい筆跡ですねー。
かなり年季が入っていますが、大事にずっと置かれている様子。
ボキューズ氏への一種のオマージュコーナー。
店内あちこちに新旧シェフに関する小物たちが並びます。
下の1枚だけは、2008年の写真。その当時の入り口風景。
今よりぐっと簡素でした。
そして先日の風景。
前菜・メインは夫も私も同じもので、
前菜は生ハム、フォアグラなどのサラダ、メインは骨付きもも肉のコンフィ。
中段;私のデザート/夫のデザート。
2022年のオープン15周年でお祝いして、
2024年、家業スタート100周年でお祝い。
次は2026年かな?
ポール・ボキューズ生誕100年記念!
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参考までに:16年前のランチ
内容↓を見てみると、やはりクレム・ブリュレは当初からの定番のよう。
上段:前菜 → 2段目:メイン → 3段目:デザート
当時のメニューを見てびっくり。
コーヒー抜きのプリフィクスランチが2500円税サ込み
+別途コーヒー600円。
価格破壊とかいう言葉が聞かれた頃かな。
いやはや、信じられないぐらいのお手頃感だったなぁ。
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参考までにその2:最近オープンしたロワゾー・ドゥ・フランス 東京・飯橋
行って後悔したお店です:
パンひとかけ+ミニツナサラダ+魚のソテーランチ=3800円。
(前菜をポテトのポタージュにすると2800円)
コーヒー=1000円。
サラダもメインもしょぼくて、これで4800円。
恐らく、ロワゾー氏は、いまの円安の換算レートで料金設定をしたのだろうな。
それにしてもあんなミニサイズのツナサラダを前菜に出すとはね。
おそらくサラダニソワーズと呼ばせたいのでしょうけれど。
私が行ったのはオープン当初だったので、最近はメニューにバリエーションを加えた模様。
(リピなし決定なのでその後ノーチェックですが。)
友人によると、いろいろ選べるようになっていたけど、量はそれほど多くなく、
ランチで7800円だったそう。
日本にいながらにして思い切り円安体験ができてしまうお店です。