順番が逆になったけれど、昨日触れた永青文庫に行く前に、
こちらでランチをしていました:高田牧舎。
きっかけは、桜の時期に立ち寄った箱根山。
小山を囲んでぐるり桜が咲き誇っていて、上からの眺めがなかなかよいのです。
そのまま桜に導かれながら歩いていたら早稲田大学付近に到着。
ふと見ると、一軒の店の前に長い行列。
店の名前は高田牧舎(Pizzeria TAKATA BOKUSYA)。
夫が「ここなのかぁ」と一言。
中学の同期会で集まった時に、早大出身者が3人ほどいて、「タカタボクシャ」の
話で盛り上がっていたとのこと。
「えー、あの店まだあるの?」「今度行くんだよ」・・とかいった内容で、
界隈では誰もが知る店のよう。
それを裏付けるかのようにこの行列とあっては、ちょっと気になる~。
そのときはメインの目的があったのでスルーし、先日ふと思い立って行ってきたという次第。
1905年創業。
店内にはピザ窯があり、薪木がいたるところにありました。
でもよく見ると薪には二種類あり、
普通の板っぽい薪と、奥のように、木こりが伐採して来ました風の
味わいのある薪と。
恐らく後者はしばらく飾っておくためのもので、
手前の普通の木からどんどん使っていくのだろうな。
店内にも薪をあしらった飾り?
もともとここはピザ屋ではなくミルクホールだったとか(ゆえの”牧舎”)。
代替わりとともにこの形態に。
ランチはサラダとドリンクとメイン。
本日のスペシャルピザとスペシャルパスタを注文。
それぞれアスパラ+ベーコンピザと、スモークカジキマグロとタケノコのスパゲティ。
スモークカジキは味わいがあり、ピザはもっちり感が絶大。
ピザ、パスタともにほかの具も試してみたいな。
4組ほど前に並んでいたけどそこそこ広いので、10分ほど待って入店できました。
店の前に視線を送ると、、、KOSHIJI FUBUKIの文字。
早稲田博物館では越路吹雪さんの衣裳展が開催中らしい。
行ってみようか。
宝塚男役出身だからわりと上背があったようで、
どれもたっぷりしたドレスで、サイズが想像していたよりは大きめ。
シャンソン軸足を移してからは、特に日本語の歌詞にこだわったとのこと。
言葉を大事にしていたようです。
あの年代でサンローランなど海外ブランドも着こなしてしまうとは。
通常汗などで傷むのでドレスは使い捨てだったものの、
ご本人の偉大さを考慮し、保管してあった由。
どうして今回早大で開催なのか? 推測どおりでした。
ご主人と早大の演劇関連の方が懇意で、そのつてで実現したそうです。
靴なども保存状況がよく、大事に保管されていた模様。
せっかくなので、この後は村上春樹ライブラリーへ。
その話はまたいつか機会があれば。
冒頭触れた箱根山。
眼下に広がる桜の海。
そのまま花見をしながら歩きつつ早大方面へと抜けました。