下の写真は、日本橋三越の中央のイベントスペースで行われていた
新旧「白浪五人男」衣裳展示です。
(すでに終了。)
こちらは2023年12月新橋演舞場で開催された新作歌舞伎「流白浪燦星」(ルパン三世)の衣裳↓
こちらが↓、三越所有の昭和初期の「白浪五人男」歌舞伎衣裳。
象徴的な意匠が、遠目でもはっきりわかるように大きく単純化されてあしらわれています。
片岡愛之助演じるルパン三世の衣裳。
「トレードマークの赤のジャケット、ネクタイを和服に置き換え、裏地は泥棒の夜空をイメージ」
と書かれています。
市川笑也さん演じる峰不二子の衣裳。
「不二子の名前に掛けて藤の花をあしらった色気のある傾城姿」。
なるほど藤の花!
市川中車さん演じる銭形刑部の衣裳。
「永楽通宝の銭型を柄にして色はトレンチコートのイメージカラーにこだわった衣裳」。
市川中車さん演じる銭形刑部。
「役柄から手錠と十手を、役名から銭散らしの柄をデザイン」
市川笑三郎さん演じる次元大介。
「射撃の名手でありトレードマークである煙草をデザイン」
尾上松也さん演じる石川五右衛門。
「尺八を吹いているイメージをデザイン」
裾のほうに波間に尺八が垣間見えます。
「流白浪燦星」、舞台の上ではこのように、衣裳キャラクターごとに
個性が際立って、超ビジュアル系。
思わずダイジェストを見てみました!
こっちは、新旧両方の衣裳が見られる:
「ルパン三世」と歌舞伎。長年歌舞伎に通っている通の友人は
こういう演目をどんなふうに見ているか、今度聞いてみよう。