都内もちらほら木々が色づいてきたようで。
下の写真は本日ではなく1週間前なので、さらに進んでいるかもしれません。
イサムノグチの《無》。
三田の山にて。
ノグチルームをバックに。
もっとも、上記はついでに寄っただけで、メインは室内アート。
友人と3人で
慶應義塾史展示館 → KeMCo(「臥遊」展) → 慶大アートセンター(「駒井哲郎 線を刻み、線に遊ぶ」展)を梯子しました。
慶應義塾史展示館では慶應義塾高校の夏の甲子園優勝旗、盾の展示がありました。
撮影OKだけどSNSアップはNGらしいです。
盾の浮彫は毎年デザインがなるということで、唯一無二のもの。
手掛けたのは、彫刻家の森野政順氏。
さらに先頭打者HRを打った丸田選手のHRボールも展示。
丸田選手の名前や相手投手名が書かれていました。
駒井哲郎展の方は数こそ少なかったけれど、ルドンからの影響という切り口に沿った内容で、
具象時代の作品ということもあり、とっつきやすかった。
繊細な線で描かれた木々はどこか神秘的。
なるほどこれはルドンだわ、と思う一方、線のどこをどう工夫したらルドン風の妖しさが出るのか
いやよくわからない。
造形というよりタッチかな。
駒井氏はもともと現芸大の東京美術学校油画科卒。
進学する前の学歴は慶應幼稚舎~慶應義塾普通部。
アートセンターが彼の作品を多く所有しているゆえんかも。
ということで駒井哲郎展にちなんだドリンクを八角塔にて。
墨で着色したシロップ付きで、まず白いミルキーなドリンクを一口飲んでから、
黒蜜投入。
駒井哲郎版画のモノクロームの世界に浸ります?!
その前にランチはファカルティカフェにて。
常盤山文庫とのコラボ「臥遊」展で気に入ったのは、雪舟の山水図。
うーん、出光美術館が誇る玉澗作、「山市晴嵐図」にそっくり。
墨を散らしてほとんど抽象画的なところとか。
両者を並べて見たら、意外に全然別物だったりするかもしれないけど。
墨の柔らかさ、抽象度は玉澗の方が上を行っている気がする。
芸術の秋、的な1日でした。