他のブロガーさんの記事に触発されて、、の第二弾。
ブログを拝見し、ここ、いつか行ってみたいなぁと思っていた場所がありました。
熱海の「起雲閣」です。
紹介記事を見ると写真が多く、部屋数がかなりありそうだったので、
予定をぎゅうぎゅう詰めにするのはやめて、ゆったりと計画を組みました。
(午前中、美術館に寄ってから、と思ったけど、どちらも中途半端になりそうで断念。
ゆっくり熱海でランチをして、のんびり見学。正解でした。)
「起雲閣」の歴史を館内案内をもとに一口メモでまとめると:
・1918年 内田信也により、実母の静養の別荘として「内田別邸」として拓かれた。
・1925年 鉄道王の根津嘉一の手に渡り、「根津熱海別邸」として意匠を凝らした洋館や庭園の整備が進められた。=岩崎別荘、住友別荘と並び、熱海の三大別荘ともいわれる。
・1947年 戦後、桜井兵五郎が買い取り、旅館「起雲閣」として開業する。その後将棋の「竜王戦」や「文化座談会」も催されるなど繁盛した。
・2000年 熱海市が購入し、一般公開に至る。
カタカナの「ロ」の字に建物が庭を取り囲み、行けども行けども部屋、しかも
一部2Fもあるので、今日はまず起雲閣1Fにある喫茶室を紹介することに。
この喫茶室、キャパがそれほどないので、最初に覗いたときは満席。
少し時間をおいて、人が引いたのを確認して入店です。
入るといきなりアールヌーヴォー。
カウンター部分が鏡になっていてやけに個性的。
旅館時代にバーとして使われていた一画を喫茶室にしているそうです。
照明もアールヌーヴォーです。
最初、ホットの抹茶を注文しようと思ったけれど、
今はこれが人気、とのことで、アイスの抹茶を。
ソファ席もあるけれど、
カウンター席、お勧めです。
持ち主を何度か変えて、後半は旅館として使われた建物なので、
家っぽい部分と旅館らしい部分が共存、和と洋が混在し、
変化に富んだ文化財です。
文人も数多く逗留したようです。