春分の日に、迎賓館赤坂離宮へ。
2度目の訪問でしたが、前回和館は改修中だったので、今回はその和館と
前庭で味わうアフタヌーンティ初体験です。
そのアフタヌーンティー、前回訪問時にはありませんでした。
SNSでその存在を知ったのはつい最近のこと。
和館とアフタヌーンティーは予約制。
後者は空いていれば、予約なしでもOKです。
和館の予約時間の関係で、受付を済ませてまずは前庭に直行しました。
アフタヌーンティーの開始時間11時まで、前庭を見物して時間をつぶします。
持て余すかな、と思いきや、新たな発見がいろいろあってなかなか有意義。
入館してすぐに本館庭園でなく前庭に直行する人はなく、
お茶のサービス開始時間まで、ガラガラでした。
カフェエリアはこちら。
キッチンカーのアフタヌーンティーですが、ちゃんとしてましたし、
紅茶が美味でした。
時間つぶしの間に見つけたもの。
あれー、ペディメントの中央に天皇家の紋章・菊の御紋がありました。
これは気づかなかったなぁ。
前回の訪問で知ったところによるとー
この迎賓館の場所は、もともと紀州徳川家の中屋敷があった場所。
紀尾井町の上屋敷が火事に遭った後は上屋敷として利用されました。
徳川家ゆかりの場所なのに菊の御紋?と思いがちですが、
明治維新で東宮御所として使用されることになり、片山東熊が豪奢なこの建物を設計。
(ただ、大正天皇がこれを気に入らず、ほとんどすまなかったとか。それで片山は
相当ショックを受けたとも)。
その後、大戦後に所有者が宮内庁から国に代わり、その間はいろいろな用途で使われたようです。
覚えているもので、国立国会図書館!そしてJOCも一時期使用していたのだとか。
やがて、旧迎賓館=現庭園美術館(旧朝香宮邸)がセキュリティ上問題があり、こちらに白羽の矢がたって、迎賓館としての使用が開始になりました。
上の写真の両側には、日本の兜の像になっており、和洋折衷の建物です。
さらに今回新たに発見したのがこれ。
霊鳥の真ん中のメダイオンのような丸のなかに、 五七の桐が描かれていました。
「相棒」とかを見ていると、よく役所の壁に描かれているあれ。
政府の御紋です。
桐の葉っぱが五・七・五の順に並んでいるので、五七の桐。
アールヌーヴォー風のこの扉にも発見が。
ここにも五七の桐!
これも前回気づかなかったなぁ。
そしてこちらにはー
菊の御紋と五七の桐両方がありました。
皇室にも国にもゆかりのある建物ならではです。
さらに、後方の門のところにも菊の御紋が。
さて、11時になりました。
人はまばらでしたが11:30頃には建物がよく見える前列はすべて埋まった感じ。
そしてその前列の人たちすべてが、WBCの放送を聞いたり見てたりしてたんです!
丁度そのタイミングで負けていた日本が大逆転!!
もう我々総立ちで大歓声。
みんな笑顔で、知らない人たち(一生懸命聞いていた小学生の男の子ふくめ)みんなでエアハイタッチ。
全員が一体化した瞬間でした。
こっちの方が華やかだからと、一緒にテーブルを囲んだ夫の会社のご夫婦のケーキスタンドも一緒にして写真を撮ったり。↓
スコーンは撮り忘れました。
曇っていたけど暖かく、屋外でも問題なし。
ロケーションもよく、”午前中”のアフタヌーンティ、楽しみました。