リニューアルした信濃美術館が見たくて、今年になってから長野方面に行きました。

 

その後緊急事態宣言が発令されて、内容を書きそびれているのですが、いずれその話は書くとして、今日はその際に見かけたガスタンクのお話です。

 

上田市を丁度新幹線で通過した際、郷愁を誘うふるさとの絵で知られる原田泰治さんのイラストが描かれたガスタンクを目撃しました。

無味乾燥なガスタンクに、なんとも洒落たことをしますね、上田市。

 

 

 

 

実は私、原田泰治さんご本人にお目にかかったことがあります。

ブロガー内覧会で!

 

 

 

あれは2012年、暮れも押し迫った12月28日の事。

当時大手町にあったていぱーくで原田泰治「ふるさと心の風景」展が開催されたときのこと。

 

 

 

なぜていぱーくで、というと、原田さんの絵が切手の図柄になっているからなんですね。

その原画も含めた絵画作品の展示で、ブロガー招待企画があったのです。

(アメブロ移行前、別プロバイダーでブログをつけていたときのこと。)

 

 

 

招待日は展覧会前日のヴェルニサージュという位置づけだったので、ていぱーくのお偉いさんもいらっしゃって、フィンガーフードなども供されました。

 

とはいえ通常の美術館のヴェルニサージュとは異なってどちらかというとサラリーマンの会合風。

 

背広姿の旧郵政省=総務省関係者みたいなお役人さんっぽい方もいた、異色の場でしたが、そうした背広姿の方たちがなかなか気さくで、「こっちにこんな食べ物がありますよ」などと声をかけてくださったりしてとてもなごやかでアットホームな内覧会でした。

 

背広族のなかに混じった5人ほどラフな格好の我々ブロガーは今思えばさぞ浮いていたでしょうね。

(ラフな格好=12/28だったので私や男性ブロガーさんなどは仕事納めの翌日あたりで、くだけた格好でした。)

 

 

 


 

 

 

で、そんな原田泰治さんの図柄のガスタンクに話を戻すと、いつもの風景画とはちょっと異なって、イラスト的なものでした。

はっきりした蝶やフクロウ柄、山林海といった自然を優しい色使いで描いています。

 

 

目を凝らして、(c)Taizi Haradaの文字も見つけましたよ。

 

 

 

さて、長野県で見つけたもう一つのパブリックアートはこちら。

東山魁夷さんの「静映」をもとにした壁画です。

長野駅にあります。

ホクト文化ホール緞帳用に描かれた「静映」の縦横比を変えて、駅のステーションビルから丁度よく見える位置に設置されていました。

 

 

 

もとの「静映」(の写真)はこちらです。↓

壁画制作にあたっては、魁夷さんのご家族が監修し、長野県信濃美術館 東山魁夷館も協力したのだとか。

 

ちなみにこの日訪れた東山魁夷館は、丁度鑑賞直後にギャラリートークが開催され、最後まで聞いてきました。

トークがあるとは知らなかったのでラッキーでしたが、毎週土曜に開催されているのかどうかは不明です。

 

 

 

 

ちなみに以前触れた長野オリンピックメモリアルパークは、善光寺から駅に向かう途中に見つけました。