お昼時、オーバカナルのパンが食べたくなって買い出しへ。
バゲットサンド全4種と、そして絶対欠かせないのがダノワーズ・パティシエール。
カスタードクリームがわんさかのったデニッシュ。
これが大好物で。
で、そのまま普通に買い出しに行ったのではつまらないので、近所の桜チェックを兼ねてちょっと遠回り。
意外に開花していなくて、何十本もやりすごした挙句にやっと2つほど開花しているのを見つけー
暫く行くと、日当たりの違いなのかどうか、一気に開花している一群に遭遇しました。
こんな感じで。
こっちも、あっちも。
開花しているかたまりは、かなり上の方の枝ばかりですけれど、明日も気温が高そうなので、あっというまに開花の伝播がありそうです。
さて、ぐるっと回って山の手通りに向かう途中、昨日触れた寿福寺の結構そばにあるお寺の前に、「有形文化財」の標識を発見。
都内でも数少ない武家屋敷門のひとつ、とのこと。
港区芝にあった阿波徳島藩主蜂須賀家の中屋敷門がここに移設されて、西澄寺(目黒区下馬)の山門として転用されているそうです。
現存する武家屋敷門、、というと浮かぶのが、赤門と黒門でしょうか。
以前ブログに記したとおり、東大の赤門は加賀藩の前田家屋敷門。
そしてトーハク(東京国立博物館)の法隆寺館そばにある黒門は、旧因州池田家の屋敷表門。
こちらは32万石とのことです。
確かに黒門、赤門ほどの威圧感はないけれど、こちらも立派です。
特に細部の仕上げが丁寧です。
切妻作りで中央に二間の両開き門。
さらに片開きの潜戸と板壁、出番所を備えます。
建築は江戸時代末期。
屋根の一部がしゃれているなぁ、なんというか、なまこ壁風というかウロコ風というか。
武家屋敷は家格に応じて相応のものを造ったといいます。
蜂須賀家は25万石だったそう。
この中央の意匠は↓蜂須賀家の家紋かしら、なんて思ったけど、その場で家紋を調べたら卍模様でした。
よく見るとお寺のあちこちにこの紋がついていたので、蜂須賀家のものでなく、山門として利用する際にお寺がつけたものですね。
屋敷門のどこかに家紋があるはず、、と探して、、、ありました。
卍模様の家紋が鬼瓦のところに。
西澄寺自体の説明は敷地内には見つけることができず、ネットでチェック。
以下のサイトに詳しく出ていました。
お寺は確実にこの山門のおかげで風格アップです。
見渡したところ桜の木らしきものはなかったけど、ツツジの木が参道のところに飢えられていたので、ツツジ咲くころ、4月末頃また再訪しようかな。