日生劇場の装飾関連続きです。
ピロティには、こんな彫刻作品があります:
ペリクレ・ファッツィーニ作「話をする人」。
この作家の作品はこれ以外目にしたことがないのですが、日本にはある程度なじみのある人のようです。
というのもピロティのモザイクを手掛けた長谷川路可と、堅い友情で結ばれていたとのことなので。
引用ですが、WIKIによると:
ペリクレ・ファッツィーニ - 路可の死の床に真っ先に駆けつけ、夫人を慰めると共に葬儀の手配の陣頭に立った。路可の死を悼み、『長谷川路可のためのキリスト像』を制作して贈った。この像のレプリカは、府中カトリック墓地の長谷川路可墓所に建てられている。
モザイクの方はすべてモノクロームです。
海とか宇宙とか、生物とか。
とても自由でのびのびと。
本建造物を設計した村野藤吾氏と長谷川氏は共作も多いので、本人の自由意志に任せて注文などはつけなかった可能性も。
このモザイクのおおらかさは、制約を受けずに自由闊達に制作したからこそ、そんなふうに思えるから。
のびのびしていていいなぁ、、、好きなモザイクです。