「捜査一課長」のロケ地について先日触れた時、あの撮影場所よりも少し先にいったところにある橋の上でも、よくロケをしている旨教えていただきました。
私自身はその場所がドラマに登場するのはあまり見たことがなく、そうなんだぁと思っていた矢先、なんと綾野剛さんとと星野源さんが活躍するいわゆるバディものドラマ『MIU404』に出てきて、たまげました。
話を聞いた途端出てくるとはね。
何かを聞いた矢先にそれが向こうから現れる現象、最近頻繁に起こります。
例えば、ラファエロの下絵を基に版画を制作したマルカントニオ・ライモンディの逸話(彼の肖像画がヴァチカン美術館のラファエロの間の壁画に描かれているという事実も含め)を本で知りブログ(8/20のブログ)に入れたところ、偶然その翌日、読書中の「Education Sentimental](フロベールの「感情教育」)に突如マルカントニオの名が出てきたという偶然。
とはいえ文中に出てきたとき、すぐにそれがライモンディのことだとはわかりませんでした。
というのもフランス語だとマルク・アントワヌなので。
「・・voir les gravures de Marc-Antoine」
一瞬さらっと「マルク・アントワンヌの版画を見る」、、、というくだりを読み流して、ハタと気づきました。
これはあのマルカントニオのことだ!と。
人生において、美術書でもないのに彼の名を目にする機会って滅多にないはず。
(ちなみに本書は恋愛小説、あるいはいわゆるBildungsromanです。Bildungsromanは往々にして教養小説と訳されますが、どちらかというとこの場合は成長小説の方が近いかも。)
少しばかり知識を得たその翌日に再びマルカントニオ降臨とは、、、不思議なものです。
さて、前置きが長くなりました。
ドラマロケの話に戻ってーー
この橋でドラマロケが行われることがある、と聞いた途端、ここが登場するドラマを目にしたので、偶然に驚き、そのシーンをいくつか写真に収めました。
橋の上にいるのはドラマ『MIU404』で久住役の菅田将暉さん。
魚眼カメラ?かなにかで撮影されたこのシーン。
しかも俯瞰なので同じ角度で再現するのは無理ですが、
スマホのパノラマ撮影でざっくりこんな感じ。↓
実際菅田さんがいるのは手前の円形部分でなく、その奥の丸に相当しますが。
それにしても!この橋、実物の橋は人々の足跡でくすんで黒くなっているのにドラマではピカピカ。
ここ↓がまさに菅田さんが経っていた地点ですが。このとおり薄汚れています。
見映えをよくするためにいちいち修正するんでしょうか。
結構大変な作業ではないのかしら。
そしてこのシーンが映った途端、以前ブログに入れた地点だと気づきました↓。
バックのスケルトンの建物の上に、文字が刻まれていて、それについて以前ブログで触れました。
(去年だったかなぁ。記事がすぐに出てこない・・)
桜の時期は、この左端の赤い日よけ+桜の写真をよく撮ります。
なかなか映えるのです。↓私の写真
これは↓今年の写真。
これは↓去年の写真です。
それからこのTV画面の写真↓。トリコロールに並んだ箱の存在で、ああ、あそこだ、とすぐわかります。
下は私の写真。目線の高さが違うのはご愛敬。
こんなシーンも映りました↓TV
実物↓
以下まとめ、左がドラマ、右が実風景。
上がドラマ下が実風景:
『MIU404』の方は今週9/4、いよいよ最終回ですね。
大阪弁丸出しの久住を演じる菅田さんは、いつもながら自由自在な演技を繰り出します。
一枚も二枚も上手と思われる久住相手に、あのコンビはどう奮闘してケリをつけるのでしょう。