■ 日経新聞に藝大ラグビー部の記事

 

いやあ、ラグビーW杯日本vsスコットランド戦、盛り上がりました。

ハラハラドキドキでしたが見事勝利で決勝進出。

ほんと、いいものを見せてもらいました。

 

 

さて、ラグビー繋がりで、今日あらたな発見がありました。

 

以前書いた通り、丸ノ内で「アートスクラム」という企画が開催されていました。

(その後各地を巡回)。

ラグビー部(マネージャーも含む)出身のアーティストがラグビーをイメージした作品を競い合う、というものです。

 

中でも驚きは、東京藝術大学出身者のアーティストが数多く見受けられたこと。

藝大とラグビーがそもそも全く結びつかなかったので驚愕でした。

 

藝大にラグビー部なんてあるんだぁ、

手を使う仕事でラグビーなんて敬遠しそうなのに・・・と。

 

 

でも今日の日経新聞で、ラグビー部があるだけでなく、90年もの伝統を誇ることを知りました。

 

さらに、「アートスクラム」にも参加していた彫刻家の舟越桂さんは、親子で藝大ラグビー部だったようです。

 

父でやはり有名な彫刻家、保武氏もラグビー部、と書かれていました。

 

 

そしてもうひとつ新発見。

柳宗悦氏のご子息で工業デザイナーの柳宗理さんも藝大ラグビー部だったとのこと。

 

 

そういえば、去年の金沢旅行では、「柳宗理記念デザイン研究所YANAGI SORI DESIGN MEMORIAL」を覗いてきました。

 

歩いていたらたまたま見つけて入ったのですが、無料でモダンなデザインの数々を見ることができ、伝統と前田家攻めの金沢観光のなかで、ちょっと横道に入ったような感覚でした。

 

 

 

 

柳宗理氏って、藝大洋画家出身だそうです。

これも驚きの事実。

ルコルビュジエを知り、デザインに興味を持ったそう。

 

 

 

ル・コルビュジエつながりなのでしょう、日本の弟子ともいえる坂倉準三氏の研究所に所属していたこともあるといいます。

 

 

昭和モダンな空間でした。

 

 

 

さて新聞記事の話に戻ると、筆者は画家の入江観氏。

ラグビー部の歴史が書かれており、山岳画家になった山川勇一郎氏が発起人で、設立が1929年。

舟越保武氏が所属したのは30年代。

 

柳氏が40年代。さらに建築家の清家清氏まで。

まだ、校名が東京美術学校の時代です。

 

実力の方はといえば、、、まあそれなりに健闘したようですがいろいろちぐはぐなエピソードもある模様。

人数が足りなくて早大から助っ人を頼んだもののレベルが高かったため、歩調を合わせるようさんざん注文をつけたが、ふたを開けたら相手は大物だった、なんていう小話まで。

 

 

そのラグビー部の最近の系列として名前が挙がっていた三沢厚彦さんは、アートスクラムでも作品を発表していました。

 

 

 

 

こちらは舟越桂さん。

 

 

アトリエにて。

 

 

 

 

やはり藝大卒・彫刻家の大巻伸嗣さんの作品は菊と桜があしらわれ、ひときわ目を引きました。

 

 

 

 

 

 

今日はしばらくラグビーの余韻に浸ります!