日経新聞朝刊「私の履歴書」に毎朝目を通すのが日課です。
2019年3月は、味の素会長・伊藤雅敏さん。
幼少時代の話の中に、池袋の「タカセ」の名前が出てきました。
なんでも「おいしいものを食べに行こう」というときに親が選んだ店が
「タカセ」だったそう。
ちょっとびっくりしました。
私にとって池袋のタカセはパン屋さん、ないしはケーキ屋さんだったので。
上がレストランになっていて洋食を食べられるとは、初耳。
こちらのパンは素朴なのですが
食パンは甘味が強くて好きなんです。
ケーキについては、数回しかトライしたことがなく語れませんが、
故・尾崎豊さんがこちらのケーキの愛好者だったことは知られています。
ということで、タカセの洋食が気になって、先日行ってきました。
いざランチへ。
店構えが昭和ですが、メニューもなんとなく昭和。
テーブルクロスの上にビニールのクロスが敷かれていて、
洋食店のイメージそのままでした。
そしてパン!
バターのほかに昔給食で出されたようなイチゴジャムまで付いている!
わお。
メインは揚げ物で、お皿の上にどさっと盛られてきました。
それもまさに思い描いていたとおり。
写真を撮るのを失念しましたが。
そして、コーヒーに添えられたミルクにびっくり。
かなりなみなみと入っているではありませんか。
たっぷり入れてもー
ほらまだこんなに残っている。
そもそもこの蓋つきのミルク入れ、
目撃したのはすごく久しぶりです。
こちらは蓋を締めた図。
蓋を開けてミルクを注ぎます~。
昼過ぎともなると、席は満席。
懐古主義的な雰囲気と、お手頃価格のせいか
定着している常連さんが多々いるように思いました。
帰りにはもちろん好きなパンをゲット。
変わらぬお味でした。
社会人になるまで池袋という土地柄には縁がなかった私。
その後ふとしたことで池袋に足を踏み入れる機会ができました。
西武側の地下道から地上に上がると、真っ先に目に飛び込んできたのが
タカセでした。
少しレトロなのに一等地にあるせいか、
どこかカリスマティックな雰囲気をかもしだし、
ついなにか買ってみたくなるお店です。
ちなみに今回は、タカセとモネの庭をセットにして、池袋訪問してきました。