古美術品・茶道具など国宝を含めた名品を所蔵する畠山記念館。
荏原製作所の創立者・畠山一清氏のコレクションを広く開示するために作られた施設ですが、
書院造の佇まいを併せ持つ記念館は畠山氏自身が設計・監督なのだとか。
設立は昭和39年、東京オリンピックの年のようです。
意外に古い歴史があってびっくりです。
元旦に雅叙園を訪問した後、ちょっと畠山記念館あたりに足を延ばし、
(閉館しているのは承知の上で)
門が洒落ているのに気づきました。
よく見るとー
門の締め具でしょうか、休館日の「休」の字がかたどられていました。
これだけではわかってもらえそうもないせいか、
「休館日」の手書きの文字が添えられています。
石塀のところからのたうつ木の幹が生き物のように飛び出ているのはなかなかダイナミック。
このあたり、つまり池田山のあたりは高級住宅地。
道幅は広く足を踏み入れた途端、上品な空気感。
成城とも松涛ともまた一味違う、素敵な家並みが続きます。
池田山から恵比寿方面に向かうと北風吹きすさぶ冬空に燃えるような赤い紅葉。
元旦の雅叙園に続き、またしてもこの光景とは。
引き際の悪い秋が、冬の景色に強引に割り込んでいるといった風情です。
左側に見える赤い球は、自動車学校。
独特な形で有名ですね。
そこから目黒川に抜けると、田楽橋のたもとが・・・
錨になっているのに気づきました。
手すりと重なってよく見えないので、気づく人もあまりなさそう。
実際私は何度もこの前を通っておきながら今回初めて気づいた次第です。
雅叙園の紅葉: