東京国立博物館では、いま夏休み企画が真っ盛り。
親子で楽しむ、がテーマなのでしょうが
昨夜おひとり様で楽しんでしまいました。
それがこれ、「なりきり 日本美術館」。
本館１F特別室で開催中です。
最後の部屋には、見返り美人と同期したり、
葛飾北斎の「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」ウェーブ企画や、
岸田劉生の「麗子微笑」に顔をマッチングさせる企画があり、
なかなかすごい仕掛けでびっくり。
そしてここは美術館。
「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」や「麗子微笑」の本物も
ちゃんと本館日本画室に展示されています。
「麗子微笑」はこちら。
光ってよく写っていませんが、解説によると
手には青みかんを持っているそうです。
これ、みかんだったのですね。
さて、私は「麗子微笑」の企画にトライ。
すごくうまくできています。
まず部屋に足を踏み入れると、こんな額が目に飛び込んできます。
そして脇に置かれたモニターで顔を認識させると、
やがてこの赤い額縁に、自分の顔が「麗子微笑」の絵として
アウトプットされていく、というもの。
さっそく試してみました。
まずモニターの前に立ちます。
顔認識が終わると、麗子の体顔部分に、自分の顔が埋め込まれます。
しかも麗子っぽく、横広がりになって出てきます。①「なりきり成功！」の文字。
すると、吹き出しが出てきます。指で文字を入れていきます。②
（私はなこ像 8/4と入れました）。
文字が入りました。これで決定していいかどうか聞いてきます。③
① ＝＝＞ 
② ＝＝＞ 
③
そしてモニター前から離れて、脇の壁の額縁の列を見ていると、
自分の顔が入った絵が、ポップアップしてきました。
私の「麗子微笑」、いや「なこ微笑」が右手に。
これ面白い・・・
ここにいると、本気で夏休み気分になれます。
外に出れば中庭には屋台が出ていてビアガーデン風。
表慶館前もライトアップされて人々が寛いでいます。
かすかにポップな音楽も流れ、
あちこちから談笑する声が聞こえてきて、なんかいい気分。
夏の宵だなぁ。
親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン！ なりきり日本美術館
（東京国立博物館）
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