週末、北沢川緑道をそぞろ歩き。
こちらはさらさらと小川が流れる整備された緑道で、
川辺には季節の花が咲き誇っています。
国道246寄りの緑道にはシラサギが常駐。
行けば必ず会えます。
水もキレイで、水中に好物の虫でもいるのでしょうか。
水の中にくちばしをつけて、せわしなく動き回るシラサギ君(オスと決めつけてる。)
梅の木で見たメジロ同様、せわしなく食糧あさりにいそしんでいました。
それにしても風になびく純白の羽の麗しいことといったら。
首というか頭というかその中間部分に2本の毛?が生えているのですが、
これはこの子だけの特徴なのかな。
鳥類音痴なのでよくわかりませんけれど。
本緑道では、植物の多くに名札がついているのですが、
このイエローの植物には「フサアカシア」と書かれていました。
ふーん、と通り過ぎようとしたら、
下のところに「異名:ミモザ」の文字。
これがあのミモザなのですね。
ミモザサラダといったら、みじん切りのゆで卵の黄身をこのミモザの花に
見立てていますよね。
それにしてもミモザって、もう少し控えめな花だと思ってた・・・・
下の石っころは、ただの石ではないんです。
作家・横光利一のある意味での「遺品」です。
氏は北沢川左岸の「雨過山房」と名付けた邸宅に住んでいたといい、
こちらはその家の石畳の一部です。
「微笑」という作品の中で、石畳をたたく靴音の一説が出てくるため、
その小説にちなみ、こうした形で保存されているのだそう。
フォトジェニックではないので、ここはひとつ小型の写真で(笑)
こちらがその説明書きです。
この緑道にはほかにも文士の名残がありました。
こちらは坂口安吾家の門柱です。
といっても彼がこの地に住んでいたわけではないのです。
もともと大田区矢口にあったものを移設しています。
ではなぜここに?と思って説明を読むと、
氏は 代沢小学校の代用教員をしていたことがあるそうで、
だから代沢小学校脇、緑道に面しておかれているというわけです。
こちらはオカメザクラ。
ちょうど見ごろでした。
それにしても、桜の種類っていったいいくつあるのでしょうね。
これはひよわなので、見るからにカンザクラの一種でしょうね。
246から歩き始めて、下北沢に到着です。
心なしかスタバも下北仕様。
高校時代は下北で洋服を買ったり(私服だったので)、
友人たちとあちこち歩き回ったりしたものですが、
今ではとんとご無沙汰。
街並みはすっかり新陳代謝。地理感覚ももうなくなっています。
ということで、小さな水の流れとともに、春を見つけた北沢川散歩なのでした。