1) 新美術館は旧陸軍第一師団歩兵第三連隊兵舎跡地に建てられた

◆ 2) その兵舎のうち一部だけ、いまも敷地内に残っている
◆ 3) 窓ふきはスパイダーマンならぬスパイダーにお任せ
◆ 4) 窓ガラス、よく見れば水玉
◆ 5) 電源は、床下いたるところに
 
 
1) 新美術館は旧陸軍第一師団歩兵第三連隊兵舎跡地に建てられた
 
先日10周年を迎えた六本木にある国立新美術館。
先月のことだけど、建築ツアーを開催していて、参加してきた。
 
ここはもともと旧陸軍第一師団歩兵第三連隊兵舎の建屋があった場所。
それは館内入り口入ってすぐの模型で伺い知ることができる。
 
黒川紀章氏設計の新美術館は、もちろん斬新で
極上の建物なわけだけど、
この旧陸軍第一師団歩兵第三連隊兵舎自体も
なかなかスゴイ、と思った。
 
というのも・・・
この建物、上から見ると
 
 
 
「日」という形になるのだ。
 
 
2) その兵舎のうち一部だけ、いまも敷地内に残っている
 
そしてびっくりは、この建屋の一部を
記念に残しているのだそう。
 
それがこれ。
敷地内の政策研究大学院大学側によく見ると確かにぽつんと
建っている。
なかなか目がいかないのだけど。
 
今では倉庫のように使われている。
 
 
 
3) 窓ふきはスパイダーマンならぬスパイダーにお任せ
 
ガラスカーテンウォールと呼ばれる独特の窓・壁は
掃除が大変なことで知られている。
 
窓ふきはどうやってやるのか?というと ・・・
 
 
 
 
機械式で行っており、
スパイダーと呼ばれる専用の窓ガラス拭き装置が備わっているそうだ。
 
確かに、マニュアルで行うには大変すぎる。
 
 
 
スパイダー? イメージはこんな感じ。
 
上の写真も下も、10周年記念建築ツアーの折りに
写真で見せていただいたもの。
 
 
 
 
 
4) 窓ガラス、よく見れば水玉
 
 
 
窓ガラスは日射熱と紫外線カットのため
こんな感じになっていた。
 
 
5) 電源は、床下いたるところに
 
展示場のツアーでは、
こんな珍しい光景も。
 
電源コンセントを見せていただいた。
 
*写真は、係員の方がデモンストレーションで見せてくださったものです。
 
 
えぐられた中はこんな感じ。
 
 
 
ふたを閉めれば、木目に紛れてスッキリ。
 
 
 
 
帰りにはエコバッグのお土産付き。
バックヤードツアー、満喫させて頂きました。