こんにちはフィギュアスケート好き主婦kokoanです。


今日は朝から雨。


人と会うことになっていた予定も延期になりました。


このタイミングかなと思い、宇野昌磨くん引退の発表があってからずっと心の中に持っていた毒を出し切り、今日の雨に洗い流してもらおうと思います。


毒なんて言うと言葉がきつくなりますが、まあ愚痴です(笑)。


一度だけ言わせてもらい、私も次へ進んで行きます。


不愉快になるから嫌だという方は飛ばしてもらって構いませんが、悪口でないことはご理解いただけると嬉しいです。


悪口ではなく、私の好みや勝手な思いを包み隠さずぶっちゃけさせてもらう回ということで。

 

そもそも昌磨くんが現役を退く時期が近づいていたことは、きっと薄々、感じるファンは多かったと思います。


この4回転時代に、ジャンプよりも表現を重視する、そんなことができるのは、競技人生の集大成に入れるだけのキャリアを積んだ人だけで、それは終わりが近づいていることを意味するものでもあります。


コラントッテ公式ページより↓

私がお高くてずっと手を出せずにいたコラントッテを初めて購入したのも、思えば虫の知らせみたいなものだったのではないかと(笑)。

 

 ちなみに、このお写真、昌磨くんだけありゃりゃな部分があるような。


7SKATERSの皆さんの昌磨くん以外は、これ見よがしに胸元を開け、ネックレスを誇示されてるというのに、昌磨くんだけ前をカチッと蝶ネクタイで締めてしまっていて…これではコラントッテの宣伝にならないのでは(笑)?!


思えば、昌磨くんは、あまり前を開ける服装を好まない傾向があるように思います。


どちらかというと衣装はハイネックも多く、肌の露出が極力、抑えられており、私服でも襟ぐりが深いものをお召しになるのを滅多に見たことがないような気がします。


私も自分の服装の好みがそうなので親近感(笑)。


私は常々、フィギュアスケートの楽しみの1つに衣装を挙げてきましたが、昌磨くんの衣装はいつもすてきなので楽しみで、好みな物も多かったです。


…ですが、今シーズンの衣装は、実はあんまり…いいと思いませんでした(ゴメンナサイ)。


その衣装をまとってのプログラムだからということは関係あるかわかりませんが、ショートもフリーも、今シーズンは好きかと問われると、はいと答えるのはためらわれます。


あの2つのプログラムを以て競技人生の幕を閉じるという事実がなかなか受け入れ難かったのかもしれません。


ラストがあれか…という。


せめて、あと1シーズン、続けてほしかったナと思う理由の一つが、あのプログラムたちです。


ショート、フリーとも、とても難解な、私のような単細胞な人間には、あの限られた回数、見た中だけではなかなか浸透していかない、マニアックなプログラム…。


よくあの曲で表現ができるな!とある意味、感服しますが、私はプログラムの曲をもう断片的にしか思い出せません。


抽象的で印象に残りにくく、盛り上がりも殆どなく、美しい響きかというと、そんなふうにもさして感じられなく…平たく言えば、音楽もまた好みではなかったということでしょうか…。


選手の引退に対し、私に固定観念があったことは後から気づいたことで、大学生スケーターの引退のイメージが強すぎたかもしれません。


大学生スケーターの多くは、選手生活は大学卒業までと決まっていて、それだけにラストシーズンに自分のスケート人生を振り返るような、ドラマティックな花道となるプログラムを曲も衣装も思い入れたっぷりに用意し、ラストダンスをそれはそれは美しく滑り切って引退していきます。


あのイメージを昌磨くんにも求めてしまっていたのかもしれず、それは考えてみたら昌磨くんのようなトップに上り詰め、フィギュア史にも残る偉業を成し遂げた選手に期待するほうが間違っていますよね。


でも、そこまででなくとも、もう少しドラマティックなものをと、つい求めてしまったのは、昌磨くんのラストが、あまりにも静かに泡のように消えていくかのようなプログラムで締めくくられる形となったから湧き出た思いなのでしょう。


でも昌磨くんは、世界選手権の演技直後のインタビューで、「僕らしい」とおっしゃいました。


そうなのかもしれません。


北京オリンピックの時、自分をインタビューしようとする記者さんに、「(羽生結弦くんのところへ)行かなくてもいいですか?」と気遣って聞くようなお人です。


与えられた役割はきっちりこなしますが、自分が前に出て目立とうとすることのない性格でもいらっしゃいます。


いつも目の前の試合に全力で取り組み、華々しいラストを想像することなんて一瞬たりともなかったに違いありません。


アエラドットより拝借↓


どんな結果になっても後悔しない練習が詰めたからこそ出た、あの笑顔だった、それは納得しています。


それでも、フェイドアウトするかのような昌磨くんの最後の演技に切なくなってしまった私の気持ちを偽ることはできなかった、そういうことだったと振り返ります。



トヨタイムズの引退会見にてスクショタイムの昌磨くん↓


伊藤みどりさんがこの引退会見を見て「ツヤツヤした笑顔」と称した昌磨くんの晴れやかな表情。


このお顔を見た時に、確かに私も、あれでよかったんだネと、昌磨くんの競技人生を心から祝福することができて、愚痴るのやめておこうかなと思ったくらいです(でも、やめなかったという(笑))。


多分あれですね、結婚相手を連れて来られた娘を前にする親父みたいな?


そういう時の親父って、どんなにいい男を連れて来ても、気に入らないものじゃないですか?


そこには寂しさを伴っていたりもして。


だから往生際悪くジタバタして、相手に難癖をつけ悪あがきするのですよネ。


オバサンだけどその心は親父だったのかといま私、愕然としております(笑)。


昌磨くんが羽生くんの背中を追いかけ、試合という試合にパワフルに出続けていた頃、夫が昌磨くんのことを、


「あの人は職人さん」


と一言、言いました。


あの時にもなるほど!と思いましたが、今シーズン自分にとって究極の表現を追い求めた昌磨くんの姿は、高度な技術を注ぎ込み最高のものを生み出さんとする職人魂と重なるものがあるように思え、ちょっとしか昌磨くんのスケートを見ていない夫がそんな的確な言葉を選んだことは、今でも驚きです。


また今日、私は、この昌磨くんの競技の去り方が何かに似ているように思い、あっと気づいたのがこの絵本でした↓



にんぎょひめ??

そう疑問に思われたかもしれません。

この絵本は以前、数ある人魚姫を扱うものの中でも私にとって特別だったので、自分用にわざわざ買い求めたものです。

挿絵がいわさきちひろさん、文が曽野綾子さんという、どちらも大好きな作家から成る絵本だったので。

何より手元に置きたいと思う決め手になったのは、ラストの解釈です。

人魚姫といえば普通、ヒロインが報われない愛を貫いて泡と消える悲劇と捉えられますが、このにんぎょひめでは、ヒロインが胸に抱いていたのは、悲しみではなく喜びだった、というもの。

最後のページの文を引用しますと、

「にんぎょひめは、あさひの ひかりの なかで、あわに なって
しずかに きえていきました。かなしみでは なく、ひとを あいした
よろこびに つつまれながら、たかい たかい そらへ
のぼっていきました。」

この文章が私の中で、昌磨くんの引退にぴったりと重なり、静かに競技から去った昌磨くんだけど、最後は表彰台に上れなかったけど、そんなことで悲しむ必要は全くなく、昌磨くんの心の中にあるのは間違いなく喜びであり、昌磨くんはこれからもスケートを、自分が大切にしている周りの人を愛して生きて行かれるのだな、と、この絵本を思い出せたおかげで、さっきまでの昌磨くんへのつまらない愚痴がまさに泡となって消えていく思いで、私も清々しい気持ちになれました。

は〜スッキリ(笑)!!

ということで、息子弁当コーナー(笑)。

第30号↓
エビカツ、ちくわの野菜炒めカレー醤油、カボチャ、金時豆、ご飯には塩昆布に黒ゴマ。

第31号↓
ぶりの照り焼き、ゴボウと人参のキンピラ、ハムカツ、金時豆、ブロッコリー、ふりかけはごまにんにくで。

…それからご報告。

この前、マグカップで作るレンチンプリンなるものを試してみたのですよ↓


このプリンを食べた感想を、失敗でなかったらブログでご報告すると申しておりました。

↑冷蔵庫から出して、マグカップから平皿に移したらこんな感じ。

もっと丁寧にプリン液を扱ってたら、ビジュアルもきれいだったと思うんですが、私にしては上出来(笑)。

そして、ここが重要なところ、このプリン、作り方はすごく簡単で材料や道具も日常使いのもので済むうえ、味もなかなかよかったのです。


私の好みからいくと、へんにあれこれ入ってるトロトロの市販品のプリンより、よほど好きかも。


これからはプリンが食べたくなったら自分で作ります!…たぶん(笑)。


それでは今日はこの辺で。


大雨になってしまっています。


皆様お気をつけて。












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