こんにちはフィギュアスケート好き主婦kokoanです。


町田樹くんの記事を興味深く読みました↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/87d3f27ddf9d414d7a440dcb9c4dd357bb9fc2d1?page=1 


 「感動を与えたい」とアスリートが発言することについての町田くんのご意見ですが、実は私が前々から気になっていたことを元アスリートの立場でありながら、観客の立場にも立って私見を述べてくださっていて、気持ちがスカッとしました。


感動を与えられるような演技をしたい


よくスケーターから聞かれる言葉です。


言わんとすることはわかりますし、悪気がないのも勿論わかります。


ただ、やっぱり私も、町田くん同様、言葉の印象としては、上から目線だと感じてしまうのです。


ご本人たちは上からものを言ってるつもりは全くないのですが、「与える」という言葉が上の者が下の者に施すイメージで、その言葉を受け取る相手は、アスリートの皆さんがお若いこともあり、ご自分たちより年上の人たちに向かって発せられるケースが多いことを考えると、言い方にもう一工夫ほしいところ。


町田くんは、もともと一つのことを突き詰めるのに向いている性格でいらっしゃると思われ、今では学者さんですから、職業柄、言葉の取り扱いには敏感なかただとお見受けします。


私事ですが、先月、大学時代の恩師を囲む会に出席して、久しぶりにお目にかかった先生は、文章や言葉づかいの指導が厳しいかたで、教え子たちの思い出話に、そのことを語る人が多く、私もずいぶん仕込んでいただいたと思っています。


学生時代に色々とご指導を賜り、それが今でも役立っていることを感謝していたので、あの機会に先生に直接お礼を申しあげることができて嬉しかったです。


私は平凡なオバサンではありますが、そんなこともあって、言葉の扱いにはできるだけ注意を払いたいと思うほうで、人様の話し方も少し気にするほうになってくるのかなと思います。


選手の皆さんは、ただ氷上で演技を見せてくれる、それだけで私は十分すばらしいものを「与えて」もらっていると感謝しています(自分が言う時は「与える」を使うのは可)。


だから、感動させようとしなくていいと私は思っています。


…それに、感動するかしないかは、受け手に委ねられるものですから。


町田樹くんのように、言葉を繊細に取り扱い、バリエーション豊かに言葉を駆使し、過不足なく自分を表明できるスケーターで突出している人としては、例えば島田高志郎選手とか千葉百音選手が浮かびます。


また彼らとは違うタイプで、話すのが上手いとは言えない部分があっても、その言葉に真心が込もっているのを感じ取ることができて、人々の共感を呼べる話し手は、高橋大輔さんとか浅田真央ちゃんかなと思います。


そして、また違うタイプとして、どんな言葉が返ってくるのか予測できないスリリングなところがありつつ、その発言は他者への敬意や思いやりに裏打ちされていることを感じ取れる宇野昌磨選手のお話も私は好きです。


毎日新聞より画像拝借、世界選手権を終えた翌日の昌磨くん↓


あとは、大胆さとナイーブさを併せ持ち、ユーモラスな面も魅力的な三浦佳生選手の発言にも、いつもワクワクします。


卓越したコミュニケーション能力で、場をまとめる力を感じるのは友野一希選手ですね。


スターズ・オン・アイスでの友野くんと佳生くん(イワモトアキトさん画像)↓


この人たち全員に共通しているのは、使い古された言い回しをあまり使わず、自分の頭で考えた言葉を話されるという点でしょうか。


今日は、言葉をテーマにフィギュアスケートを見つめてみました。

 

 

 

 


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このところ睡眠をどう確保するかを考えて暮らしているので、寝具を↓

 

 


 

 


それではまた。