こんばんはフィギュアスケート好き主婦kokoanです。


欧州選手権、男子の一部を拝見しました。


今回、私はマッテオ・リッツォ選手のフリーが強く印象に残っています。


イタリア男子といえば、私はずっとマッテオ・リッツォが筆頭でした。


ダニエル・グラスル選手が注目された時期もありましたが、スケート全体の質が、私はマッテオくんのほうが良いと思っていて、ぶれずにマッテオくん贔屓でした。


そうこうするうち、ダニエルくんは、エテリコーチにしてからドーピング問題が絡んできた様子で、国際試合から姿を消した今は、どうしているのかさっぱりわからず、複雑な気分です。


マッテオくんは、コーチのお父様、バルテル・リッツォさんが信頼できるかたなので、その点でも安心して見ていられます。


さて、今回のマッテオくんのフリーは、スタート地点に立った直後から惹きつけられるものがありました。


マッテオくん、ふっと笑顔を浮かべたんですよね…。


気がついたら終わっていたような、あっという間の、本当に美しいスケートでした。


ケガをされていて、この後、手術が控えているとの情報が。


銅メダルは、ケガをしている中で掴んだ貴重な、そして誇るべき勲章ですね。


手術をされるなら、無事に済んで、元気にまた戻ってきてくれますように。


日刊スポーツより、去年の国別対抗戦にて↓

安藤美姫ちゃんが臨時コーチでしたね。

美姫ちゃんも、肩の手術を経て、今年のお正月に初滑りを披露されてますが、きっと経験者である美姫ちゃんは、マッテオくんの気持ちがわかるでしょうね…。



毎日新聞より、NHK杯↓


銀メダルのアレクサンドル・セレフコ選手は、弟さんと2人揃ってNHK杯に出場されていたのが記憶に新しかったですが、正直、ショートもフリーも、こんなにすごい選手だったのかと見直すような素晴らしい出来になっていたと思います。


エストニアにメダルをもたらしたのは初の快挙だったようですね?


日本は、枠が足りないくらい有力選手がいる中で勝ち抜く厳しさがありますけど、逆にほぼ自分たちしかいないという国の選手たちは、国を背負う責任感が日本の比ではないくらい重いものになっているかもしれません。


エストニアにとっても、悲願のメダルになったことでしょう。


マッテオくんも、セレフコくんも、プログラムを構成する要素の全てに乱れや途切れがなく美しく滑っていました。


そして、氷上でも、リンク外でも紳士的な振る舞いだったことにも好感が持てました。


スイスのルーカス・ブリッチギー選手が表彰台に手が届きそうでしたが、最終滑走のプレッシャーからか沈んでしまい…。


毎日新聞より、ルーカスくんもNHK杯に出て、その時は銅メダル↑

鍵山優真選手と宇野昌磨選手のワンツーフィニッシュの印象が強くて忘れがちですが、彼も見ていて上手いなあという言葉が思わず口から漏れてしまう選手で、安定感もあるイメージだったので、今回は意外な結果でした。

関係ないですが、ルーカスくん、柳沢慎吾にちょっと似てませんか(笑)?

さて、そのルーカスくんの失速を見ていた時のマッテオくんとセレフコくんの表情が私には忘れられません。

2人とも、悲しそうな顔をしていたのでした。

まるで自分が表彰台に乗れなかったみたいに。

マッテオくんはフリーで大逆転、今後いつケガから復帰できるか見通しが立ってない中でのメダルでしたし、セレフコくんもエストニアに初めてもたらすメダル、2人とも嬉しくてたまらないはずですが、マッテオくんは、顔を半分ほど手で覆い、結果が確定すると、すぐ立ち上がってカメラの視界から消え、セレフコくんもフリーズ状態でした。

昌磨くんは、スケーターどうしはライバルであると同時に仲間だとよく話してみえますが、まるで自分のことのようにルーカスくんの結果を残念に思っているのが伝わる彼らの姿から、昌磨くんの言葉の意味が実感できます。

ちなみに優勝したアダム・シャオ・イム・ファ選手も、神妙な顔をしてルーカスくんの結果を見つめていました。

私は、過去の欧州選手権で、同じような場面があったのを思い出します。

ハビエル・フェルナンデス選手の最後の欧州選手権で、確か彼は7連覇がかかっていました。

そして、アレクサンドル・サマリン選手も、上位3人が控えるグリーンルームにいたのを覚えています。

2人は、ミハイル・コリヤダ選手が演技中にケガをして、それでも最後まで演技を続け、でも散々な結果になってしまったのを、やっぱりまるでお通夜のような暗い表情で見ていたのでした。

彼らも表彰台が決まって大喜びしてもいい瞬間だったのに、それよりも負傷したライバルへの気遣いが先に立っていました。

こういうところに、人間性が出るのだろうな、と私は思います。

そして私は、ああいう場面で自分のことより相手を思いやる選手たちに、演技以上の感動をもらい、フィギュアスケートをますます好きになるのでした。

ロイター↓

ゴルフはよく紳士のスポーツと言われるようですが、フィギュアスケートもそうだなと思います。

紳士といえば、デニス・ヴァシリエフス選手からもいつもその演技やふるまいに品格を感じます。

ジャンプがなかなか成功しないのが歯がゆいですが、私はいつもフィギュアスケートの真髄を彼の滑りから感じています。

今回のフリーでは、4回転に二度チャレンジしたデニス。

そこからデニスの強い思いを感じ取りました。

細かな音を表現するのに、こんなところで首を動かしてリズムを刻んでいる!と驚くような箇所があり、昌磨くんが目指している表現も、ああいう細部にまで至るところも含めてのことなんだろうな、と見つめていました。

欧州選手権は、色んな国の選手たちが個性豊かな演技を見せてくれて、私がいつも楽しみにする試合です。

そのわりに、まだ女子はこれから見ていくのですが(笑)。

今日はこれで。


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それでは。