こんにちはフィギュアスケート好き主婦kokoanです。

 

やっとグランプリシリーズフランス杯の男子まで来ました(笑)。

 

私は限られた選手・カテゴリーしか見ることができてないため、その中で印象に残ったことのお喋りとなります。

 

よろしくお付き合いくださいませ。

 

男子はまず、今シーズン怪我から復帰した鍵山優真選手のことを。

 

日刊スポーツより拝借↓

 
銅メダル、おめでとうございます!
 
優真くんは昨シーズン、怪我で全日本選手権しか出ていませんので、プログラムはショートとフリー、共に継続で、初戦の方では衣装も昨シーズンのままでした。
 
…ただ、プログラムは同じでも相当ブラッシュアップしているため、ガラッと変わってるという意味で、衣装は変えるといいのにな、と思っていたら、グランプリシリーズに合わせて変えてきましたね。
 
お写真のフリーのものは、とても品があってプログラムにも合っていて、フォームの美しさを損ねないデザインで、いいなと思いました。
 
ショートの衣装は…好みが別れるでしょうか?
 
私は実はあんまり好きではなくて、前の衣装のほうがいいです。
 
衣装、このところの傾向として、黒が多いですよね。
 
それがいけないというのではありませんし、プログラムの世界観を表すのに黒でなくては、という場合もあると思います。
 
でも、黒って、個人的には面白くないなと思っていて、上下とも黒で固めてしまうと無難というか冒険の要素が感じられなくて、衣装を見るのがフィギュアの楽しみでもある私には物足りなく感じることが多々あります。
 
その点、今回すごく私のツボにはまったのが、中国ボーヤン・ジン選手の衣装でした。
 
うーん、素晴らしい色づかい!
パソコン画面からのスクショです↑
 
確かにこんなにカラフルだと、誰もが着こなせるものではないでしょう。
 
でもボーヤンは、どんな色にも適応できる魅力を持っていて、それは見た目だけのことではなく、彼の持つスケートの個性からも感じ取れるもので、デザイナーさんもその魅力に気づいているのではないでしょうか?
 
特にオレンジの使い方が効いてるな!と思います。
 
ボーヤンのこの衣装を見ていたら、宇野昌磨選手の転機となった2019年のフランス杯、ショートで着ていた衣装のことを思い出しました。
 
こちらです(試合は全日本選手権、毎日新聞より拝借)↓
 
こちらの衣装も濃いオレンジの使い方が印象的でした。
 
ボーヤンも昌磨くんも、真っ赤な炎のような激しさよりもオレンジの暖かく周りを照らす灯火がしっくりくるような人だなと感じてきたので、両者のオレンジ使いは個人的にとても気に入っています。
 
どうも衣装から脱線していくのが私の悪い癖なのですが(笑)、私は若いうちから頭角を表すもその後スムーズにいかず、でも、諦めずに自分のフィギュアを追求している選手を特に応援する傾向があって、ボーヤンといえば4回転ジャンプの時代が始まることを華々しく告げる第一人者でしたが、苦しいシーズンもたくさん経験していて、まさに続けてくれてありがとうの気持ちで見守る選手の1人です。
 
同じ意味で、このところ復調の兆しを感じさせるカナダのスティーブン・ゴゴレフ選手も、出て来てくれると嬉しい選手。
 
一度、栄光を掴んでも、その後うまくいかない時期が長く続いてしまうと、その栄光が輝かしければ輝かしいほど続けるのが辛くなるものではないかとお察しするのですが、やっぱり底力があり、おそらくスケートを愛しているだろう選手は必ず這い上がってきてくれるもので、その姿に私は胸を熱くするのです。
 
と、まとめたらいいのに、ここでまたいらん話、それもまた衣装のこと(笑)。
 
ゴゴレフくんですが、スタート地点で構える姿が大映しされた時に、衣装の袖口から糸がゾロっと出ているのが目に入ってしまい…。
 
こんなことでほんとに恐縮なんですが、やはり、さあこれから!という時に、気の散るものを見つけてしまうと、私どうしても集中できなくなってしまうのですよ。
 
それに、やっぱり私ほど細かい人じゃなくても、気がついたら少なくともカッコイイとは思えないでしょうし、気分も多少こわれるところがあると思うので、試合前に衣装の綻びやほつれなどの点検もあるといいのかなあと、感じた次第です。
 
せっかくの素晴らしい演技だけに。
 
印象に残った選手は、このフランス杯ではたくさんいました。
 
このところ活躍めざましい、スイスのルーカス・ブリッチギー選手。
 
スイスといえばステファン・ランビエールというくらいステファンは名選手ですが、その後に続く選手は正直、浮かばない現状にあって、彼はスイスの期待の星ではないのでしょうか?
 
シンプルに、うまいな〜と思わせる選手です。
 
男性ならではのダイナミックで骨太なスケート、この頃、貴重なタイプ。
 
エキシビションでは、他の選手も巻き込んだコラボ的なプログラムを滑っていて、ユニークなところも印象に残りました。
 
ブリッチギー→スイス→ステファン→島田高志郎選手(笑)。
 
フランス杯は、捻挫をしてしまった状態での演技だったそうですね。
 
スポニチインスタより拝借、ジャパンオープンの高志郎くん↓
 
高志郎くん、まずは怪我がきれいに治りますように。
 
そしてシニアのグランプリデビューだった片伊勢武アミン選手。
 
別の試合ですが日刊スポーツより画像拝借↓
 
美しいスケーティングで私の好みのスケーターです。
 
しかし4回転ジャンプが入って当たり前、しかも2〜3種類あるか、一本だけならかなり質が高いかで、かつ他の要素も全てこなせる、という選手たちがひしめくのが今のシニアの試合で、その厳しさを片伊勢くんは肌身に感じたことでしょう。
 
4回転がなければ、例えばジェイソン・ブラウン選手のようなクオリティーを目指すのでない限り、上位にはいけないのを、素人の私ですら痛感させられたのが特にこのフランス杯だったと思います。
 
日刊スポーツより↓
 
優真くんは、4回転ジャンプの種類は絞られていましたが、ジャンプ含め全体の質が高く、4回転をバンバン跳んでワン・ツーを飾った2選手とは違う戦略で3位につけました。
 
カロリーナ・コストナーさんをコーチに迎え、今後も表現のクオリティーはますます高められていくことでしょうし、そのうちジャンプの種類も増えれば、金・銀の2人にももっと肉迫してくるはずとの期待も高まります。
 
優真くんインスタより↓
 
その金・銀というのは、
 
金メダル フランスのアダム・シャオ・イム・ファ選手
銀メダル アメリカのイリア・マリニン選手
 
おめでとうございます!
 
意外と言っては失礼かもしれませんが、4回転の種類が最も多く、難易度も最も高いものを持っているマリニンくんが、大きなミスなく滑ったら優勝との思い込みがあり、アダムが逆転したのには、びっくりしました。
 
けれども、それはマリニンくんには悪いのですが、嬉しいびっくりでした。
 
昌磨くんは、フィギュアスケートはジャンプだけではないところを今シーズン追求すると話されていました。
 
でも、やっぱり難しいジャンプを跳んだもの勝ち的な結果になりがちなのがこれまでの試合展開だったように思います。
 
そこへ待ったをかけたのが、昌磨くんもその表現力を認めたアダムでした。
 
そして、やっぱり圧倒的に素晴らしいものは、誰が見てもわかることを実感した、今回の神がかったアダムのフリー演技だったと思います。
 
アダムは、演技の出来不出来にムラがあり、乱れると雑になる印象だったのですが、底しれぬパワーをいつも感じさせ、生命の躍動感ほとばしる演技は嫌いではありませんでした。
 
このフランス杯の演技は、アダムがノーミスしたらこんなすごいことになるんだということを強く印象づけるものだったと思います。
 
ISUインスタより↓
 
また衣装かと呆れられるかもしれませんが、言っていいですか(笑)。
 
アダムの衣装は、私の好みでいくと、いつも微妙。
 
アクロバティックな演技をするアダムですから、ヒラヒラした衣装は無理なのはわかりますが、なんとなくネイサン・チェン選手の衣装のノリを感じ、運動する時は動きやすい服装でネッ!との主張を力いっぱい感じるこざっぱりした形、派手好みのオバチャンが好んで着そうな色柄、といったものを見ていると、せっかく端正でノーブルなお顔立ちなのに、なんだかなぁ…と、ついため息をついてしまう無礼な私、昌磨くんと一緒でお世辞は言えないので、どうぞお許しください…。
 
衣装をもっと素敵なものにしたら、演技がさらに素敵になるのにな〜と思う選手に出会うと、口うるさいオバサンと化すkokoanなのでした。
 
それにしてもいつも思うのはフランスのお客さんの温かさですね。
 
どの選手も平等に応援していて、バナーも凝っていて。
 
バナーだけでなく身につけているファッションにも創意工夫が見られるかたが多かったです。
 
芸術を愛するフランスという国の文化度の高さを観客の皆さんの雰囲気からも感じ取りました。
 
今回、というのか今回も?長いわりに中身がスカスカ(笑)のお喋りにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
 
優真くんインスタより↓
 
親愛なる日本の選手の皆様、素敵な演技をありがとうございます。
 
体に気をつけて、怪我のかたはお大事に、この先もベストパフォーマンスをお祈りしています。
 
息子弁当、第347号↓
鶏もものオイスター焼き、おでんに根菜といったところ。
 
ちくわの穴を見ると、何か詰めたくなる私、今日はブロッコリーを差してみました(笑)。
 
それではまた!