こんばんはフィギュアスケート好き主婦kokoanです。


世界選手権が終わっても、まだ世界選手権を語りたいので気が済むまで語っていきますよ〜(笑)。


脱線もいっぱいありますが、よろしくお付き合いください!


やはり私のイチ推し宇野昌磨選手の2連覇が最大の喜びで、何回でも振り返りたくなります。


昌磨くんは、周りの支えあっての自分という周りへの感謝を、実名で明かすところが彼ならではですね。

恋人の本田真凜ちゃんの名を出すところでも日本人には今までなかなかいなかったタイプだと思う人もいそうです。

フリー演技後、氷に寝転ぶ昌磨くんも、彼らしさに溢れています。

ただ、彼の場合、自分のために多くの時間が割かれることを遠慮するところがあって、最終滑走であっても、いつまでもそのままではいず、素早く起き上がっていて、こんなところもやっぱり彼らしいです。

演技の素晴らしさについては、私が今さら語る間でもないでしょう。

世界選手権を地上波放送するにあたって、少しでも多くの選手の演技を放送してほしいとか、不要に感じる内容があったりとか、放送のあり方に不満を持つ人もいるかと思います。

でも私は、地上波放送は、普段フィギュアスケートを見ない人に見てもらう最大の機会だと思っていて、万人向きにしようと思うと、どうしてもフィギュアファンではない人でもわかる選手をたくさん出す形になるのはやむを得ないと思うようになりました。

もう競技からは引退した羽生結弦くんをいつまでも取り上げることに抵抗や怒りを感じる人もいるようですが、例えば普段は野球を見ない私が大谷翔平選手が大写しになってるテレビ中継を目の当たりにしたら思わず見てしまったというような効果を狙って、少しでも多くの人に注目してもらおうとの意図を私は責めることはできません。

今やYou Tubeをはじめとする動画配信やSNSで自分の好きなものだけをチョイスしたり、早送りで時間短縮したりと、自由に効率よく見たいものを見ることができるようになりましたが、自分が興味のないものをシャットアウトできるのは、いいことばかりではないように思います。

万人向けに発信する媒体は、やはり必要だと私は感じていて、それについては今回フジテレビは、地上波放送にとって最も大切な役割を示せていたと思います。

男子シングルの放送で、順位としては上位のほうとは言えないウクライナの選手の演技を取り上げたところにそれを感じました。

ロシアが国際大会から締め出されているのは何故だったか、今、世界情勢はどうだったかを、時間の経過と共に人々はあまり意識に上らせなくなりがちですが、あえて他の選手たちを削ってもウクライナ選手の演技を取り上げることで訴えようとしたものがあるのを私は感じ取り、これこそ地上波放送の存在価値だと思いました。

…まあ、このケヴィン・エイモズ選手のショートをカットしてくれちゃったことは残念、との本音は隠せませんが(笑)↓

男子で私が好きなのは、やっぱり昌磨くんもエイモズくんもそうですが、表現が個性的で美しいスケーターで、ほぼ彼らの演技を見られたのはよかったです。

不調で、順位的に放送してもらえなかった選手の中に好きな人もいましたけれど(例えばボーヤン・ジン選手とか)。

特に私が今回とても印象に残ったのはショートでのデニス・バシリエフス選手です。

体から音楽が流れてくるかのような細やかな表現の数々が全て心地よく、デニスの生き生きとした表情がとても魅力的でした。

一時期デニスは、どうしたのかな?とちょっと心配になるような硬い表情で演技し、演技後も笑顔のない姿が見受けられたのですが、今回デニスは、苦悩の時期を過ぎ、殻を破って進化を遂げたかのような清々しいスケートを見せてくれて、とても嬉しかったです。

ジェイソン・ブラウン選手に対しては、今回限定の心配を抱きながら見守りました。

私の印象ですと、アイスショーはオフシーズンに行われ、つまり選手は試合とかけ持ちしながらショーに出ることは普通ないのかなと。

でもジェイソンは、羽生くんのアイスショー「羽生結弦notte stellata」に3月中旬に出演しています。

羽生くんは、ジェイソンならできると信じて、プロばかりのなか唯一の現役選手で世界選手権にも出場する彼を出演者に選んだのでしょう。

ジェイソンがもし、世界選手権の演技をうまくできなかったら、羽生くんにとってもジェイソンにとっても辛い思いを抱くことになるのではないかと気を回し、私はジェイソンの演技の時には妙に緊張してしまったのでした。

でも私の心配はジェイソンにとって失礼以外の何ものでもなく、ショート、フリーとも完璧な演技で、心配は感動に変わり、羽生くんもさぞ喜んだことだろうと想像しました。

キーガン・メッシング選手は見納めになってくるのでね、全力応援でした。
ショート、キーガンらしいプログラムで大好きなんです。

彼に親近感を持っていたのは、明るい笑顔もそうですが、日本男子に助け舟を出してくれる場面があったのも記憶に残るところ。

世界選手権では練習中に転倒して動けなかった昌磨くんを助け起こしてくれて、過去には羽生くん優勝の表彰式で、国旗を掲げる手助けもしてくれました。

なつかしい…↓

そして、良きスケーターであると同時に良き家庭人でもあることが伝わってくるキーガン。

ご結婚されてからは愛する家族のために頑張っている姿がほほえましかったです。

コーチとはもう家族みたいに近い関係なのだろうなと。

キーガンのスケート、しっかり心に留めました!

山本草太選手と友野一希選手はショートですね(草太くんフリーやってくれなかったし…)。

草太くん、努力が報われたという試合と、どうしてこんなことにと胸が苦しくなるような試合と両方あった今シーズン、世界選手権では残念ながら後者でしたけど、変わらぬ穏やかな笑顔を見、またもっと強くなって立ち上がってくれるものと確信しました。

友野くんは、ショートに苦戦するイメージが前からあって今回もショートで派手な転倒がありました。
でも、派手に転倒したのに点数が良かったので、友野くんの世界の評価をそこで知るところになって嬉しかったという意味で心に残りました。

世界選手権の楽しみとして、世界各国から代表でやって来る選手たちを見られることもその1つです。

以前はベテラン選手の、例えばチェコのミハル・ブレジナ選手とか、イスラエルのオレクシイ・ビチェンコ選手など、出て来てくれるだけで嬉しくなるような名物選手がいましたけど、そういう選手は減ってきて、そこは寂しいですね。

その中にあって、アゼルバイジャンのウラジーミル・リトヴィンツェフ選手が、それに近い存在でしょうか。

ノーミスで、しかも質の高い演技を安定してできるようになられたなと安心して見ていられます。

姿勢が良いので、きれいなスケートの印象を常に保てているところも魅力です。

スイスからも実力ある選手が出て来ましたね。
ルーカス・ブリチギ選手。

スイスといえばステファン・ランビエールさんなので、ルーカスさんが出てくる度にいちいちステファンの名前が出て来て、一時期のデニスみたいだなと思いつつ見ていたら、いや〜うまいですね!

男子ならではの迫力もあるし、確かな技術力も感じますし、このところ繊細な印象の男子スケーターが多い中やっぱりこういう骨太なタイプの選手もいてくれると見どころも増えて観客側としては楽しいです。

世界選手権、女子もこんな感じで、また喋りますね。

今日はこの辺で!

★画像は吉田航太さんほか多方面からお借りしました。ありがとうございます!