こんばんはフィギュアスケート好き主婦でフラダンサーのkokoanです。

突然ですが、私は手が小さいです。

私より身長が低くて、小さい手をチャームポイントのように思っていた友達と比べた時すら、私のほうが小さくて、その子、ショックを受けてて悪かったな…なんて思い出もあります。

私自身は、手が小さいことは嬉しくもなんともないです。

何かをたくさん掴みたい時に、少ししか握れないから、例えばお菓子のつかみ取りなんて不利ですよね(息子からすぐ食べ物の話になると言われちゃうけど(笑))。

日常でもですが、踊りをやっている人は手で表現するところが多々あるので、手は大きくて損なことはないはずです。

手が大きいとか、あと、指が長いことですね。

私は指も短くて太いのです。

フラを踊る時に、鏡に映る自分の手の平を見てがっかりすることがよくあります。

でも、だからこそ、伝わる表現を他で工夫するべきでしょう。

考えてみたら、私の好きなフィギュアスケーターは、特に手が大きく指が長いわけでもない人のほうが多いくらいです。


浅田真央さんのこのお写真を初めて見た時は、まずはそのキラキラ輝く笑顔に魅了されました。

浅田真央サンクスツアー千秋楽を悔いなく終えられたことが伝わるショットです。

後から何回も見るうちに、そういえば真央ちゃんの手って、意外と小さいんだな?と気づきました。

真央ちゃんは日本の女子スケーターの中では身長があるほうだと思いますけど、手はさして大きいように見えません。

でも、演技の中でそれに気づかなかったのは、真央ちゃんのスケート全体の美しさがあるからでしょう。

バレエレッスンをしっかりやってきた真央ちゃんの身のこなしは、手の使い方にも生きているはず。


町田樹さんも、バレエをしてきた人の美しさがあり、指先にまで表現へのこだわりがあって、おそらく町田さんもそんなに大きくないだろう手に、大きな印象を持たせることに成功していると思います。


宇野昌磨選手は、体型的にも、手は小さいほうになるのではないかと思いますが、彼のスケートは、手で魅せるタイプではないと感じています。

昌磨くんのスケートの魅力は、重心を低くした深い滑りと、上体の柔軟な使い方にあると思っていて、特に上半身の動きに誰にも真似できない個性を感じます。

逆に手の使い方が魅力的なのは、田中刑事選手とか島田高志郎選手だなと思います。

先日、元スケーターのかたが配信しているYou Tubeに今シーズンで引退した日野龍樹さんがゲストに出ていて、そこでクラッときてしまったのが、やっぱり手でした(笑)。


手の平が大きくて、指が細く長く、とても美しい手をしていて、うっとりしてしまいました。

手から脱線しますが、龍樹くんが会社勤めの道を選んだこと、応援してはいるけれど、個人的にはもったいないなと思っています。

このスケトークを見ていてますます確信したのは、龍樹くんは、コーチにすごく向いているのではないかということです。

羽生結弦選手はじめ同期たちとしのぎを削ってきた実力の持ち主であることだけでなく、全体を冷静に見られること、そして何より他者への思いやり…こんな人がコーチだったら、選手たちも安心して練習に集中できるんじゃないかと。


横井ゆは菜選手の画像お借りしましたが、龍樹くんの引退試合の時にはつくづくその人望の厚さを思い知ったものです。

いつかフィギュア界に帰って来てもらえないかしらん…。

さて手の話に戻りますと、私、自分が手にコンプレックスがあるからか、特に男性の大きな手の平と長い指に弱くて(ちょっと変態っぽくなってきたかな?)、息子が最近、いい感じの手になってきて、喜んでいるところ(笑)。

ピアノを弾いてるから、指を伸ばす動きを毎日していて、指が長くなるのに少しは影響してるかな?

辻井伸行さんや藤井風さんを見た時にも、やっぱり繊細な感じのする長い指が印象的で、ピアノを弾く手だなあと、惚れ惚れと眺めました。

でも、ピアニストも様々で、例えば仲道郁代さんがとても骨太のたくましい指をしているのを発見した時や、ショパンの手の実物大オブジェの、女性のような小さくて華奢な指を見た時には、ピアニストの指に対する自分の偏見に気づかされたこともあります。

手は、体の中でも人に様々なメッセージを伝えられるパーツ。

表現する者のはしくれとして、小ささ短さをカバーできる振る舞いを心がけたいなと思っています。


本日の息子弁当、第32号。

(画像をお借りし、感謝します)