「本書は山形元帥閣下の監査の下に之を編纂し陸軍省を中心として日本陸軍沿革の大要を叙述したるものなり。本書の材料は法令全書、衆規淵○、日々要諦、太政官日誌、陸軍省日誌、法規分類大全、陸軍沿革要覧並に当時要路に在りし人々の手簿及び談話等に依れるものなり。」
樺太戦史:大正14年 294ページ 文章のみではなく写真も収録されています。
「本書は、明治三十七八年戦役における樺太攻略軍の行動及びその功績を主眼として編纂せるものにして、本島の戦蹟を保存せんとする下に編集せり。」
「本書は、我樺太攻略軍野戦部隊の行動及ひ功績を正確且詳細に知らんとする希望の下に、彼我の記録談話等は必要に応じ各別に記述せり。
「本書掲載の写真及び地形図等は、総て戦役当時のものなり。」
「本戦役に関し、アイヌ土人の見たる所亦多少の参考とならん事を思ひ、之れが談話を相殺記述せり。」
「本書付録として、帝国在郷軍人会豊原分会会員の雪中行軍、及び敵の違法行為、アーイ氏の樺太価値論、アイヌ酋長談並に犬橇、其他二三の参考資料を掲げたり。」
第一編:攻略前の樺太
樺太沿革略
南北樺太に於ける露軍防備状況
ノウイック号の最後及び乗組員の退却
第二編:戦役
樺太に於ける北遣艦隊の編成及行動
南樺太戦況
あいぬ物語
北部樺太戦況
付録
捕虜露国土産 数百の写真中珍中の珍・経歴談 日露戦争 明治39年
前半写真 後半解説64ページ 臨時増刊
「一奇男児あり、其名を伊藤久吉郎と云ふ、第一軍従軍写真班の一員なり。遼陽大戦前、険を冒して敵手に落ち、剣光銃影に囲まれて異境に遷○す。一年有半の敵国生活には、冒険あり、滑稽あり、危難あり、怪事あり、頃日漸く生還し、一日本館を訪ふて、其所謂露国土産なるものを示す。行李を開けば数百の写真あり、一として珍ならざるものは無く、口を開けば千変万化の経歴談あり、一として奇ならざるものは無し、即ち本誌は茲に臨時増刊を発行し、数百の写真中、珍中の珍を抜き、併せて彼が奇異の経歴談と、其実写せる挿画とを添え、是れを江湖に披露すと云爾。」














