今年はペルセウス流星群を
ベストコンディションで
見ることができました。
屋根の上に
敷きものや毛布
お菓子や飲み物を用意して
長時間観測できるように
準備万端で臨みました。
屋根の上は
私の子供の頃の
お気に入りの場所です。
甥や姪と一緒に
大勢で観測することが
できました
あまりの美しさに
子供たちは自由研究にしたい
と言い出したので
一時も目を離さないよう
真剣です。
今年は観測しやすいようで
雲一つない夜空に
プラネタリウムを見ているかのように
一面に星々が輝いて
ハッキリと星座も見てとれ
その中を次々と流星群が流れる様子。
夢なのか現実なのか
今 どこにいるのか
ふっと途中でわからなくなるほど
稀に見る美しい夜空でした
こんな美しい景色があるのかと
感動しながらの4時間。
もう宇宙の星々の中に
自分の身体全部
浸かったような幸せな
経験でした。
美しい夜空を見ながら
いろんなことが
頭に浮かんできては消えて
夜空に溶けていくような
大自然の中に
自分をゆだねることが
できた時
今をいつもと違う
大きな視点から
実感をもってみることができる
大きな大きな自然という
器と比べた時に
日頃のこだわりや問題が
小さく見える
大自然が教えてくれるものは
はかり知れません
今現実に見えている満天の輝きは
この紛れもないリアルな輝きは
何千年も何万年も
前の光が地球に届いている
この美しさを目の前に
考えてみると
本当に不思議です。
今は田舎でも街の灯りで
夜真っ暗にはならない
けれど
大昔の人
電気がない時代の人は
この夜のもう一つの美しい世界を
どんなに風に見て
感じていたんだろう
そんな事を考えているうちに
普段気づかない
宇宙の大きさに
思いをはせたり
私達が気づいていなかったり
見えなかったり
するだけで
この星々は
いつも輝いている
ということ
今年、こうやって見たけれど
ずーっと以前から
私の気づいていない所で
当たり前のように
輝いていたこと
に気づき
驚きました。
自分が見えていない
大きなものに気づいたような
たくさんの視点の一部を
垣間見たような気持ちです。
人の価値観は色々だけど
夜空の輝きはどんな高価な宝石
にも勝るほど。
そんな素晴らしいものなのに
無料でいつでもそこにあるもの。
空や雲
海や川
木や緑
草や花
虫や鳥
動物
そして 人
値段がつかない高価な物
値段のつけられる物を
追っていると
みえなくなるものって
たくさんあるのかもしれない
無償で
いつも
そこにある豊かさ
普段気づいていない豊かさが
私達の周りには
たくさん
たくさん
もうすでに
ずーっと前から
ある
気づこうと思えば
たくさん
たくさん
豊かな中に
身をゆだねることが
できるのかもしれない