Art Diary, July 15
2010年から19年まで、ほぼ毎年見てきた香港のアートフェア、Art Basel Hong Kong。2020年にCovid19の影響で中止になって以降、足が遠のいている。
メインの購買層となった中国のビックコレクター好みの作品を揃えるギャラリーが多くなっていた。本家であるバーゼル(スイス)のアートフェアとはだいぶ趣が異なってしまい、「ちょっと作品の好みが違うかな、毎年行かなくてもいいかな」と思っていた矢先の中止であった。
Art BaselやFriezeといった一流のアートフェアは、出展ギャラリーをかなり厳しく選抜する。世界各国から選ばれたギャラリーが、優良な作品を展示するため、アジアを中心に欧米からも富裕なアートコレクターが集まってくる。
そんなアートフェアに出展できる日本のギャラリーはごく一握り。そのため、日本では見られない粒よりの力作を出してくる。世界中から集まるコレクターのお眼鏡にかなった作品は、躊躇する間もなく売れてしまう。購買には瞬発力が求められるし緊張もするが、自分の感性にあう作品を見つけたときの楽しみは格別だ。だから、やめられない。
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