団地マニアによるレトロ団地の魅力について | アート荘DayDream事務所

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書いていきたいなと思っています。

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もう怒ったぜ!そうれならブログ書きますわ。
ええ、書いたりますわ!

 
どうも、今朝雨マーク消えてたから、出かけようと思って
準備を完璧に整えていざっていう時に土砂降り振ってきて止まない予報に変わったので、
しかたなくブログ書く日に変えた
 
ゾウイこと敦獅です。
 
そう、ちょいちょい忘れるけど、今年は特にツイてない年だった。
 
これほどまでに何もかもが上手くいかない1年はそう滅多にないぜ。
 
書き始めたら晴れてるしだな。急いで再び準備したら土砂降り降ってくるしだな。
これは流石にちょっと笑ったけどねw
 
生きてたくなくなる人生ですわ。
 
 
そう、最近荒れてるんですよね。本当に全てにおいて上手くいかないから。
 
だから、どっか遠い所に行きたくて知らない所へ行きたかったんです。
 
で、やっと休みでしかも珍しく2連休確定ってことだったからさ、
 
どっか行くチャンス!!と思ったらこれよ。
 
もうがんじがらめ。ホント。どこにも行かせてくれない。
 
拷問ですこれ。
 
いや、そろそろ精神ぶっ壊れるんじゃないかなと。
 
一応生配信復帰して、なんとか保ってられてますが。
 
 
とまあ、最近そんな感じなんですよ。
 
せっかくの休みもやりたいことできなくてストレス発散できずに居ます。
 
 
家でできる趣味も沢山あるのですが、僕、基本外が好きなんですよ。
 
学生の頃はよくチャリンコを5時間以上乗り続けて遠い所へ行ってました。
 
外の空気と景色は本当に飽きませんからねぇ。
 
社会人になってからも、休みの日はよく出かけていました。
 
 
特に精力的だったのは団地めぐりです。
 
え?団地?団地ってあの?マンション群になってるあの?
 
そう、その団地です。
 
僕は団地マニアです。
 
はい、ということで、今日のツキの無さのせいで道入が長くなってしまいましたが、
 
 
今回はレトロな団地の魅力について、イチ団地マニアの僕が紹介しようと思います。
 
今は解体されてなくなっちゃった団地の写真記事も今後書きたくてですね、
 
写真記事の前にこのような記事も必要だろうってことで、書かせていただきます。
 
団地なんて興味ねえよwwwって人がほとんどかと思いますw
 
そんな人に魅力が伝わればなあと思います。
 
 
昭和レトロが流行ってる今、レトロな団地にも少し目を傾けてみてはどうだろうか?
 
本来なら動画を先に作る予定だったのですが、編集ソフトとパソコンが時代に合わなくなってきてしまいまして、
 
後回しになってしまってる状態です。
 
今はなくなってしまっている団地の映像とか沢山あるので、動画でも紹介したいです。

動画のほうが伝わりやすいでしょうしね。
 
 
そもそも、団地マニアってなんだよwと。
 
 
なんで団地マニアになったのかっていうことから書きますね。
 
そもそもですね、僕の実家が団地です。
 
北坂戸団地っていう、埼玉県の田舎にある団地で現存しています。
9街区~13街区まであって3000戸以上あるなかなかデカい団地です。
 
団地マニアになる人は大抵実家が団地だったって人じゃないでしょうか?
 
僕もその一人です。
 
小さい頃から自転車で知らない所へ行くのが好きで、乗りたての頃は、他の街区へ探検してたりしてました。
 
団地の夢をよく見ていて、7街区には側面に絵がペイントしてあり、5街区はもう少し寂しい雰囲気、
 
1街区、2街区まで来ると未知の光景だったりと、夢の中の北坂戸団地は存在しない街区が出てきていました。
 
当時、側面にペイントしてある棟なんてものは実際見たことがなかったはずですので(北坂戸団地にはペイントしてある棟は昔からありません)、
 
どこからそんな団地があることを知ったのかは今となってはわかりません。
多分TVなんかでチラッと映ったのでしょう。
 
で、子供の頃はそんな存在していない街区を一生懸命探してたりしました。
 
長い間、なぜ9街区より前の数字の街区がないのか疑問に思ってました。
 
高校生くらいになっても探してましたからw
 
で、東坂戸団地っていうのがあるって知って行ったことがあります。
 
たしかそこのには、1街区と2街区があって、それが北坂戸団地の1,2街区かと思ったんですよね、当時。
 
(実際は無関係で、後に街区の数字は丁目の数字のだったことが判明しました。
 
たしか中学生くらいだったと思うんだけど(携帯持ってなかったので写真ありません)。
 
でさ、東坂戸団地って、側面にペイントしてある棟があるんですよね・・・。たしか。
 
衝撃を受けてさ、夢に出てきたのと似てる!!つってw
 
で、北坂戸団地にはない団地としても珍しい棟がいっぱい建ってるわけですよ。
北坂戸団地にも当時としては珍しい棟が建ってるんですけどね。
 
もう大興奮!
 
まさに夢の中の世界に迷い込んだかのようでした。
 
それが団地マニアになっていった最初のキッカケです。
 
そんな体験をしたら、マニアにならざるを得ないのではないでしょうか(^_^;)
 
 
小さい頃に出てきたあのペイントの団地はどこだったのか。
 
今でも探しています。
 
 
高校生になってケータイを持つようになってから、写真を撮りに団地を探しては撮るってことをし始めました。
 
古い団地に魅了されていったのはこの時期です。
 
高校の最寄り駅付近に、今はとっくに解体されてしまったマンモス団地がありました。
 
 
東上線の上福岡駅付近にあった霞ヶ丘団地上野台団地です。
 
双方の団地は今後記事にしてちゃんと紹介します。
 
上野台団地を訪問した時は、半分くらいが解体されており、まもなくして全て解体されていってしまいました。
 
霞ヶ丘団地に関しては、訪問した時にはほぼ解体されていて、ほんの少しのテラスハウスしか残っていませんでした。
 
 
上野台団地の衝撃が凄まじかったんですよね~
こんなんですからwww
 
もう、どデカい廃墟群状態。
 
雰囲気も異質で、もうね、なんていうんでしょうか。
 
怖いとかじゃなくて、とにかく寂しい感じと言いますか。
 
ゴーストタウンな雰囲気なんですよ。死んだ街でした。
 
でっかい敷地内に数え切れないくらいの住宅が建ってるのに、人っ子ひとり居なくてシーンとしてるんです。
 
当時こういう所は初めてだったので、ただただ衝撃的でした。
 
ここから取り憑かれたように、レトロ団地に魅了されたわけですね。
 
同時に廃墟好きにもなりましたw
 
とにかく、ノスタルジックなんですよ。
 
 
文字にして伝えるのは難しいのですが、それがとても心地よくて、
 
クリエイティブ意欲も増しますし、好奇心が半端ないことにもなりますw
 
ずっと居たい感覚になるんですよね。寄り添っていたいと言いますか。
 
 
僕にとっては団地は萌でもあり、ノスタルジックを味わえる場所です。
 
素敵な感覚なんですよ。白昼夢も見れるし。
 
 
僕と団地の関係、団地マニアになったキッカケはそんな感じです^^
 
 
団地にはまだまだ魅力があります。
 
団地について紹介しますね。
 

 

まあ、詳細はウィキを見てもらえればと思いますw
 
 
1950年代高度経済成長が始まった頃に建て始められました。
 
50年代後半から次々に団地が建てられ、ベビーブームと同時に団地ブームが巻き起こります。
 
当時【団地族】という流行語まで生まれるほどです。
 
 
団地のコンセプトとして、施設内に学校や病院、交番、商店街などを置いて
 
【敷地内で一つの街】というのがあります。
 
団地内でのお祭りがあったり、イベント事があったりします。
 
入居には抽選会で当選する必要があります。
 
当時の倍率は半端なかったようです。
 
 
今は団地って家賃が安いってイメージがあったり、ほとんど高齢者が住んでるとか
 
ゴーストタウンってイメージがありますが、当時はお金持ちが住む、今で言う高級マンション群だったわけです。
 
そういう背景を知っていると魅力を増しまよね。
 
中でもひばりが丘団地は別格だったのではないでしょうか?
この団地は、現在の上皇・上皇后が皇太子・皇太子妃時代に視察に来てることでも有名です。
 
メチャクチャ素敵な団地なのですが、ここも解体されてしまっています。
(解体前に写真撮りにいってるので、この団地も追々紹介していきます)
 
 
僕から伝えられる概要はこんなところでしょうか(^_^;)
 
 
高度経済成長の頃から始まったってことはですよ、
 
レトロ好きにとって、一番と言っても良いのではないでしょうか?
 
そう、進化の過程を垣間見れるということにもなります。
 
 
僕そういうの好きなんですよ。
 
例えば、時代とともに変わる服の歴史とか、電化製品の歴史とか、そういうのです。
 
団地も例外ではなく、時代によって、無くなったシステムだとか形だとか、そういうものがあります。
 
 
そして、当時の雰囲気が巨大な面積で丸ごと残っているという。
 
団地内に入ると、そこは昭和レトロそのまんまなんですよ^^
 
 
団地マニアの多くは、1960年代までの団地に特にワクワクしちゃうと思います。
 
僕もその一人です。
 
給水塔、ダストシュート、スターハウス、テラスハウス、4階建て、焼却炉、のぞき窓、
これらは基本的に70年代に入ると作られなくなりました。
 
レアです。だからワクワクしちゃうんですw
 
その中でもでっけえ給水塔スターハウスと我々が言ってる形の棟は、どの団地にもあったわけではないので、特にレアです。
 
多摩川住宅(通称ウルトラマン団地)のバット型給水塔
 
赤羽台団地のスターハウス群
 
ほとんどのスターハウスは5階建てですが、ひばりが丘団地などの一部の団地のスターハウスは4階建てで、超レアですね。
 
4階建ての方がどちらかというと貫禄があるので僕は好きです。
 
【スターハウス】という呼び名の由来は、上から見ると
こんな感じでY字みたいな形に見えるのでそう呼んでます。
この写真はひばりが丘団地です。
 
スターハウスはポイントハウスとして、ボックス型の棟と同じように、その団地のデザインとバランス、ポイント・目印を考慮して建てられています。
 
 
ちなみにテラスハウスはこういうのです。
これは草加松原団地のテラハウです。今は無き日本一デカかった超マンモス団地。
(壊される前の写真や動画が沢山あるので、この団地も記事にします)
 
団地のテラスハウスは2階建ての長屋が一般的です。
 
 
ボックス型の棟はこういうの
ここは、埼玉県の原市団地です。この団地はもう一度行ってみます。
 
長いタイプの棟ではなく、このように縦長(4階建てだったらほぼ真四角)になっています。
 
ポイントとして目立つようになってますね。
 
 
60年代までの団地かそうでないかを一瞬で見分ける方法は他に、ダストシュートが付いてるか付いてないかがあります。
 
ダストシュートはこういうのです。
赤茶の塗装が上から下まで塗られている部分がダストシュートです。
この写真は、原宿団地のすぐ近くにあった団地です。(何ていう団地なんですか?ここ。)
 
ダストシュートは、各階から生ゴミを捨てられるという便利システムです。
これは阿佐ヶ谷住宅のダストシュートですが、
階段室にあるこういうボックスを開けて下に落とすというシステムです。
 
ゴミ収集の時に下に溜まったゴミを回収するのですが、
これは牟礼団地(都内最古の団地)。
 
なにせ、生ゴミが溜まってるわけですから、臭いわけです。
 
一階に住んでる人にとってはかなり迷惑だし、不衛生だということで、
 
1970年代に入ると全廃止されました。
高島平団地は例外で、衛生に考慮した形で作られてあります。激レアです。)
 
まあ、ですから外観でぱっと見で60年代までか70年代入って以降か見分けるには、
 
このダストシュートが付いてるか付いてないかで一瞬で判断できます。
 
 
古さを感じられるポイントとして、のぞき窓の存在も挙げられます。
 
70年代からのものは丸いスコープ型ですが、
北坂戸団地
 
60年代までは長方形のただの窓でした。
常磐平団地
 
ね、面白いしこのレトロ感堪らないでしょ\(^o^)/
 
僕だけなのか・・・?
 
 
 
古い団地の魅力ばかり書きましたが、じゃあ今の団地はどうなのよ!と。
 
いや、悪いわけではないのですよ、全然。
 
住むんなら新しい団地の方が断然良いし。
 
 
そして団地の魅力の全ての年代に共通する点がちゃんとあります。
 
それは、でっかいマンションが群をなして密集し、そびえ立ってる光景です。
新旧赤羽台団地が向かい合ってる光景
素敵すぎる!
 
 
最新の建て替え団地は高い棟が建つことも多く、棟と棟の間に建つとその迫力に圧巻します。
 
そういう気分の時は新しい団地に行きますw
 
70年代に建てられた高島平団地(自殺の名所だった)
高島平団地低層棟群
 
母は、昔の団地は、沢山の同じ建物が綺麗に整列してるから、お墓みたいで気味が悪いと言いますが、
 
いや、僕はその気味悪さが好きだったりするんです。
 
確かに母の見え方には納得してしまいましたが、それだから好きなんだと言っても過言ではありません。
 
 
さて、いかがだったでしょうか?
 
なんかもっと書くべきことが沢山あったと思うのですが、それはまたの機会にします(^_^;)
 
ちゃんと伝わったかわかりませんが。
 
 
団地マニアの中でも特にここの部分が好き!っていうのも人それぞれありまして、
 
給水塔が好きだったり、マンホールの蓋が好きだったり(団地のマンホールの蓋は少し特別なんです)、
 
ドアが好きだったり、側面の番号が好きだったり(色んなパターンがあります)色々居るんですよ。
 
 
それらも全部好きなんですが、僕は特に階段室が好きですw
 
同じ団地でも棟によって階段一段一段の高さが違ったり、幅が違ったりするので。
 
幅が狭い団地はメチャワクワクしますw←変態
 
なぜか好きなんですよね。好きが止まらないんですよ。
 
 
まとめ
 
最近はめっきり団地散策しなくなっちゃいましたが(止まっとるやんw)、
 
そろそろ再始動したいです。
 
ていうのも解体が猛スピードで進んでますので。
 
行きたかった団地ももうすでになかったりします。
 
解体する前に、その団地の雰囲気を体に感じて、見たものは写真に収めておきたいです。
 
 
そして、もし、団地に興味が湧いてくれて、行ってみたい!ってなった人は以下のことをちゃんと守って訪問してください。
 
・基本団地というのは住民以外はあまり歓迎されません。無関係の部外者は通報されることもあります。
・住人とすれ違ったらできるだけ「こんにちは」と挨拶しましょう。昔は住人同士の暗黙のルールみたいな感じでしたので。
・捨てられているものを持ち帰らない。
・自分のゴミは持ち帰る。
・一般常識としての迷惑行為は絶対にしないこと。
・立入禁止の場所には入らない。
・住人が立ち退いている家に入らないこと(立ち退いてる家のドアには南京錠がしてありますが、たまに外れてる部屋があったりします)。
 
こんなところですかね。
 
複数人で行く場合、騒がないようにしてくださいね。
 
一人の場合でも、静かにお願いします。
 
「お邪魔します」の気持ちを忘れないで訪問してください。
 
 
 
はい。終わりです。
 
今後、過去に撮ってきた団地の写真の記事も書いていく予定です。
 
動画の方も作っていこうと思ってますので気長にお待ちください。
 
 
おまけで、高校生の頃から参考にさせて頂いてる団地のサイトを紹介します。
 
団地マニアなら誰でも知ってる
公団ウォーカーさん です。
このサイト見れば、こんな僕のブログなんて読まなくても存分に団地の魅力がわかりますw
 
てか、もはや、このサイトを宣伝したいが為にブログを書いたようなものですw おまけって書いたけども。
 
 
公団ウォーカーさんにかつて、僕の故郷である北坂戸団地を紹介したことがあって、
 
その後撮ってきてくれたんですよ^^
 
で、サイトの方でふんだんに紹介してもらっちゃいました。
 
当時僕も知らなかった事実をばんばん書いてくれて、もう嬉しくてですね。
 
 
本当に紹介されている団地の数が半端ないです。
 
多分、僕がメッチャ見てた頃よりも何倍も増えてると思うんで、
 
このブログ書き終わったら見に行ってきます。
 
本当に団地行きたくなるし、次どこ行こうかって時にすごく良いです。
 
一言でいうならば、公団ウォーカーさんは【団地図鑑】です。
 
マジオススメです。
 
 
以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
 
団地散策再始動します!