3つの大地震から学ぶもの | アート荘DayDream事務所

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どうも、自身も東京で経験した 東日本大震災から10年の節目で

ここ何日も震災関連の動画を観ている ゾウイこと敦獅です。

 

 

そろそろ、もう普段の生活に戻りたいのですが、もう少し学べないかと思って観てしまいますね。。。

 

今回また地震の話題になって申し訳ないのですが、思うことがあったので、書かせてもらおうと思います。

 

 

今回はこれを起きに、東日本大震災と過去のもう2つの震災もまとめてみようと思いました。

 

というのが、2016年に起こった熊本地震 と 1995年に起こった阪神淡路大震災 です。

 

 

東日本大震災と比較する為のものではなく、それぞれ大きな特徴があり、それぞれから学べる教訓があるんですよね。

 

それを多くの人に考えてもらって、今後発生する大地震に備えてほしいと思った次第です。

 

 

それぞれの概要です。古い順で書きます。

 

 

 

阪神淡路大震災(1995年1月17日午前5時46分発生)

 

震源地:兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡

マグニチュード7.3 深さ16km

死者数 6434名  行方不明者数 3名

当時、東日本大震災が起きるまでは、戦後最大規模の地震でした。

 

 

この震災の大きな被害の特徴と言ったら、震度7の地震、建物の倒壊や火災 などが主に挙げられます。

 

この地震は真冬の早朝に起こった為、多くの人はまだ眠っており、暖房手段としてストーブを使っていたりしていたので、

 

地震に気付いて対策する余裕もなかったのが怖い所の1つとして挙げられるでしょう。

 

 

また、 【震度7】 が初めて適用された地震であることも知られています。当時は【弱・強】などの表記もなかったことが伺えます

 

 

今だったら、スマホのカメラやビデオカメラで一般人が撮影して、ネットにアップロードすることは簡単にでき、

 

 

すぐに情報を共有することができますが、95年当時は携帯などは普及しておらず、数文字だけを送信できるポケベルの時代です。

 

パソコンはWindows95時代で、ネットなんかも2ちゃんねるすら存在していない時代ですから、一般人による資料は本当に少なく、

 

この災害の風化が懸念されます。

 

とは言え、動画でも話されているとおり、この震災を基に様々な対策が新しく導入しました。

 

直下型の地震で、500人を超える死者数を防げてるのは、そのような対策が効いているからだと思います。

 

 

当時は異例で、戦後最大の震災だっただけに混乱し、その後の教訓として今に繋がっています。

 

災害に便乗した窃盗事件も多かったことが、今でも話題になっています。

 

 

直下型の地震の為、建物の倒壊による圧死が多く、

 

関東地方に住んでる人は、今後30年以内に70%の確率で起きるとされる首都圏直下型地震に備えるには、

 

知っておくべき震災だと言えます。

 

特に人が多い東京・神奈川・千葉・埼玉は、混乱をいかに避けるかも考えた方が良いでしょう。

東京なんかはすぐにパニックになる癖がありますので(僕は東京在住です)。

 

おそらく、阪神淡路大震災の時よりも人々の動向が問題になるのではないかと懸念しています。

 

 

 

 

東日本大震災(2011年3月11日午後14時46分発生)

 

震源地:宮城県牡鹿半島の東南東沖130km

マグニチュード9.0 深さ24km

死者数 1万5899名  行方不明者数 2527名

日本国内での観測史上最大の地震です。(世界規模4位。 チリM9.5 アラスカM9.2 スマトラM9.1)

 

↑1つ前の記事で動画などもまとめてあります。

 

この震災の大きな特徴は、震度7の地震・大津波・津波火災・原発爆発 などが挙げられます。

 

 

この地震の恐ろしかったことは、なんと言ってもやはり津波で、太平洋沖が震源地だった為、

 

海沿いの地域で特に被害が大きく、死者数のおよそ90%が津波による溺死だとされています。

 

直下型の阪神淡路大震災では、死者数のおよそ90%が建物崩壊による圧死でした。

 

 

特に、この地震が起こる2日前に震度5クラスの前震が来ており、その時の津波は40cmだったことから、

 

油断していた人も多かったのではないかと思います。

 

実際、東日本大震災での津波の遡上高は40.1mを記録しています(恐ろしすぎる・・・)。

 

 

そして、世界では福島の原発のメルトダウンから爆発事故の報道もかなり大きく報じられていた記憶があります。

 

 

というのも、もしかしたらあまり知られていないかもしれませんが、

福島原発の事故は、あの世界最大規模のチェルノブイリ原発爆発事故(1986年)と同じ、

最大レベル7と位置づけられてしまったからです。

 

これは、僕も今知ったのですが、チェルノブイリに次いで最悪な原発事故となっております。

 

かなりヤバいものだという認識を持った方が良いでしょう。

 

 

東日本大震災は2011年に起きた災害ですので、一般人が撮影した映像も多くネットにアップロードされていたり、SNSもかなり活用されていましたので、

 

阪神淡路大震災よりもリアルな状況を知ることができ、残っています。

 

直下型の地震ではない為、今後30年の間に、70~80%の確率で起こる 南海トラフ地震の対策として見直す必要があります。

 

特に高知県を中心と考えて、西の端から東の関東あたりまでの海沿いの県は、大津波に警戒する必要があると考えられますので、

 

今すぐにでも避難経路や高台を確認してほしいところです。

 

もうそれ以上の被害がでてほしくないですので。

 

東京は、東日本大震災の時のような揺れ(もしくはそれ以上)が伝わってくると言われています。

 

 

 

 

熊本地震(2016年4月14日21時26分-4月16日午前1時25分 発生)

 

震源地:熊本県熊本地方

1回目 マグニチュード6.5 深さ11km

2回目 マグニチュード7.3 深さ12km

死者数 273名 行方不明者数 0名

震度7の地震が2回、震度6クラスの地震が5回発生するという精神的にキツい震災となりました。

 

 

 

この震災の大きな特徴は、2度の震度7の地震(誘発地震)・土砂崩れ・エコノミー症候群・他の自然災害が重なる などが挙げられます。

 

 

怖いのはやはり2度の最大クラスの震度7を観測したことだと思います。

 

1度目では、まだ被害が少なかったのですが、2度めの本震で建物の倒壊が相次ぎ、被害が大きくなりました。

 

 

まさか2度も震度7クラスの地震が起きるとは、誰も考えておらず、1回目から2日後というこの期間も非常にストレスと油断を与えるものだと思います。

 

震度6クラスの大きな地震もその2日間で5回も発生しているので、恐怖でしか無いです。

 

 

そして発生はどちらも夜中で、暗くて避難も大変だったと思います。

 

温かい時期だったのが幸いですが、1週間後には豪雨に見舞われてしまいます。。。

 

 

特に覚えてるのは土砂崩れの映像です。

 

8月までに熊本県内で158件の土砂崩れが確認されています。

 

東日本大震災でも土砂崩れは確認されていますので、地震が起きたら地盤沈下や土砂崩れにも警戒する必要がります。

 

 

そして当時よく報道されていたのが、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症です。この震災でこの言葉を初めて知りました。

 

避難生活を車で過ごす人が多く、長時間同じ体勢で居る為血流が悪くなり起こるもので、そのままで居ると死に至ります。

 

この震災でエコノミー症候群で亡くなった人が30人以上居ると言われていますので、こちらも今後の教訓として覚えておいた方が良いでしょう。

 

 

他の災害が重なった一つに阿蘇山の噴火も挙げられます。

 

こちらは被害の報告は聞いていませんが、

 

今後起こるとされる大地震に誘発されて、富士山の噴火や、その他周辺の噴火災害も念頭に置いた方が良いと考えられます。

 

 

 

次に起こる大震災の特徴が、地震と津波と山の噴火にならないとは言い切れませんし、

 

この3つの近年の大きな震災は、想像だにしなかった事例ばかりですので、

 

次の震災も恐らくこれまでにはあり得ないとされていたことが起きるのではないかと思っています。

 

思っていたほうが良いかもしれません。

 

 

どうにでも動けるような対策をしていきましょう。

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

地震大国日本は、これからもずっと自然災害に立ち向かっていかなくてはなりません。

 

少しでも被害が少なるように、日々備えましょうね💦

 

 

コロナで騒いでるこんな時に自然災害が起きたら最悪だ・・・。