川湯の6人展もひと段落して、今度はテレワークの取り組みが面白そうですが、これらの取りまとめ、情報発信は知床クラブが発端となっております。ただし、その中心人物が、店の運営、営業と同時進行のため、かなりの負担になっていることが危惧されます。
テレワークは緊縮財政の中、斜里町の持続的繁栄に大きな役割が期待され、効率の良い必要な財政的援助をはじめ、行政的サポートが求められるところです。
新しい事業を展開する際に付きまとう大きな障害を乗り越えて未来ある町づくりを展開してゆくためには、説明する側の努力も必要ですが、ぜひとも心ある町民や、ふるさと創生を目指す多くの人々のご理解とご支援が必要になります。
この際、ご協力、ご助言のほどよろしくお願いいたします。
2015年7月27日、今日は別海町マルチメディア館で開催される2部18時30分~20時30分「テレワークはじめます」別海町ワクワクまちづくりシンポジウム(申し込み不要)に参加してくる。
斜里町ではすでに北見市と提携して、テレワークへの取り組みを展開しているところであるが、賛成する人も懐疑的な人も十分な認識に及んでいるとはいえないのが現状のようだ。この際、町をあげて、このチャンスに参加して見聞を広げ、まちの持続的繁栄に寄与することが求められている。
ちなみに参加メンバーには、テレワーク成功の徳島出身「競争から共創」理念の株式会社リレイション代表、マイクロソフト社長、情報通信事業推進の総務大臣政務官などが来られる予定になっているので大いに期待が持てる。
別海町ワクワクまちづくりシンポジウムに参加して来た。
はじめに別海町長の挨拶があった。別海町では子育てしやすい環境におけるテレワークの展開を目指しており、今日は参加者がリラックスしてワクワク感を持って参加していただきたいということで、ワクワクをプリントしたTシャツを身につけてのご登場であった。
東京から移住してきたワクワク未来研究所の山本さんによれば、テレワークは様々な働く場の可能性を提供できるツールのひとつであり、時間と場所に拘束されない。東京都23区の2倍の面積を有する広域な別海町で仕事をするためにも、テレワークは有効であり、仕事を求めて外に出た若者たちが戻って来ることの可能性を積極的に求めている。...
ここで大切なのは、一部の電子機器を操作できる特別な人がリードするのではなく、町民一人一人が主役であることだ。
テレワークの先駆者、グリーンバレーの祁答院さんによればテレワークが評価されるまでに25年かかった。人口構成の高齢化、人口そのものの減少の中で、農林業だけに頼らないで、しかも日本の田園風景を損なうことなくバランスのとれた持続可能な地域ビジネスづくりにより、日本の田舎を素敵に変えることがテレワークとして実を結んだのだという。
別海町ワクワクまちづくりシンポジウムの報告を続ける。(なお参加パネリストの詳細は別海町のネットチラシ「テレワークはじめます」に掲載されているので参考にしていただきたい。http://betsukai.jp/…/0001/arc…/2015/07/images/1437543870.pdf )
祁答院(けどういん)さんは、行政にありがちな、できない理由を並べてしない方向に行くのではなく、今できるもの、今そこにあるものからはじめて欲しいと訴える。http://foopdedoo.net/hara-ksk/2013/04/k.html
このことはテレワークに限らず、新規事業を展開するにあたって、お約束事のようにいつも行政に付きまとう乗り越えなければならない大きな壁だ。神山町にしても、別海町にしてもこの壁が最初から無いかのように見受けられる。
また、行政にかかわるスタッフが、トップの理解と支えの元、何が町の未来に大切か、豊かな洞察力とイマジネーションを推進力に、それこそワクワクしながら仕事に取り組んでいく姿勢が違うように思われた。
ラフなスタイルで会話もワクワク。パネリストにはニックネームがつけられ、気さくなトークが弾みました。
日本マイクロソフト社長平野拓也さんの報告によれば、東北の大震災でもテレワークは稼働しており、会社の機能停止には至らなかった。
テレワークを採用した会社は、当初30社だったのが4年間で600社になり、見学者は60万人に及んでいる。会社の生産性、競争力が向上した証拠に、売上30%増に対し、女性の離職率は40%減少した。
テレワークは仕事のみならず、医療、教育の分野でもその可能性を拡大してきており、自分のこどもは日本とアメリカの間でホームスクーリングを活用している。...
別海町では、すでにテレワーク機能を活用して地域の特性を世界に発信している。自社の職員も7家族が別海町への移住を希望している。
世界の双璧にあるコンピューター会社の日本社長平野さんが、最後に、色々なプログラムがあるにせよ、この事業で最も大切なことは、人と人のつながり、情熱であると語ったことが印象的であり嬉しかった。
東京出身で大学を卒業するとすぐに別海町漁師の妻になった山本瑞穂さんは地元の子ども子育て会議委員、社会教育委員を務め、2015年5月テレワーク推進事業Be-WACを設立。彼女はパネリストの中では、テレワークの推進をもっとも直感と情熱による人と人のつながりに傾斜しているのではないかと言われていたが、田舎の人の生きる力と知恵は都会の人よりもレベルが高いと訴える。この田舎でテレワークによって自然環境と調和した働き方が楽しみになって来たと抱負を語っていた。
テレワークがパソコンを主要な媒体としていることから、SF映画「マトリクス」、「トータルリコール」、「ターミネーター」などに示唆されているように、機械やコンピュータが人間を支配する未来社会の到来を危惧する向きもあるかと思うが、参加パネラーの思いには、そのようなミスリードの可能性よりも、新しい地方創生の明るい未来が到来する可能性が大きいことに期待を込めて、今回のレポートを終了させていただくことにする。