山口蓬春さんの作品を紹介します。
 
山口さんの作品のなかに描かれるものには温もりを感じます。
モチーフそのものをきちんと観察していながらも、リアリティさもありながら几帳面に引き立ててくれるものがあります。
 
どんな風景画や静物画であろうともそのメインモチーフとなるものがさらにメインとなるような。メインとサブがいたとしても、お互いをお互いで邪魔をしないような心得がある気がします。
 
この作中に訪れた季節というのはなんでしょうか。
絵のなかで空気感というものを感じることは多々ありますが、その空気感を感じさせてくれるのはすごいことだと私は思います。
 
この作品は寒そうだけれど温かみをかんじるので春になろうとしてる3月か、逆に5月などの暑すぎず寒すぎずの季節感をもっているのではないでしょうか。
 
 
 
そして、先ほど言った、メインモチーフとサブの関係性としてお互いがお互いを当座げてしまうような色みをしているわけではなく、バランスのとれた色調をしているように感じました。