こんばんは。
今日は竹内栖鳳さんの作品を紹介します。
竹内栖鳳さんの作品は、淡い色味と細い筆使いが主に使われていてしかもその筆使いは単調ということではなくて、様々な細いラインや太いラインを使い分けていて、また絵の具の載せ方にも工夫がよくされています。
実際の書き方とは違うかもしれませんが、何回も乾いてはつけて乾いてはつけてを繰り返して作り上げているのではないでしょうか?
木の皮の表現もよりリアルな描き方をしているような印象を受けました。
枯死しかけている皮やめくれ上がろうとしている皮や、新たにめくれて出て来た部分などのそういった植物の時系列というものも見えてくるような気がします。
この作品はよく見られるのではないでしょうか。
この作品は見るからにこの猫が主役だということがわかりますがこの猫の自然体と言うのでしょうか。
生きていると言う生命的な力を感じますし、毛並みや動きというものにもリアリティを感じます。