手塚雄二さんの作品を紹介します。

手塚さんの作品は、この二つの作品を見てもわかると思いますが落ち着いた深い色味をし、全体的にみて静寂な空気が感じられます。

絵の中からその冷たい空気感というものがわかってしまうのは、面白く、興味深く感じます。

1枚目のこの作品は、この形の中に描かれるものが今回手塚さんが伝えようと思った画面になっているのだと思いますが、なぜこの形にしようと思ったのでしょうか?

一見窓のような形で受け止めると、そこからの景色が描かれているのかなと思ったのですが、それはそれでその景色に対し、作者の間接的な見方を私たちもまた間接的な見方をしているとおもろしろいです。

 


この作品は、葉だけに見えますが、この画面には詳しい姿が描かれていませんが、淡く光を感じます。

そこから見ると淡い光のもとは、蛍がこの葉の裏に止まっていて、そこから光が漏れているのでないでしょうか。

一見冷たいようや深い色をしているけれど、よくみて見ると、そういったストーリーが見えるのではないでしょうか。